「時を越えた美しさの秘密」
魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。
愛らしい瞳のためには、人の美質を見い出すこと。
スリムな体ためには、飢えた人々と食べ物を分かち合うこと。
豊かな髪のためには、一日に一度、子どもの指で髪をといてもらうこと。
美しい身のこなしのためには、
決してひとりで歩むことはないのだと知ること。
物は壊れたら復元できないけれど、
人は転んでも起き上がり、
失敗してもやり直し、
挫折しても再起し、
誤ちをおかしたら正し、
何度でも再出発することができます。
決して誰のことも見捨ててはいけません。
人生に迷い、助けが必要なとき、
いつもあなたの手の少し先に
救いの手がさしのべられていることを
覚えていてください。
年を重ねると、
人は自分にふたつの手があることに気づきます。
ひとつは自分自身を助けるため、
そして、もうひとつは他者を助けるため。
女性の美しさは
身にまとう服にあるのではなく
その容姿でもなく、
髪を梳くしぐさでもありません。
女性の美しさは、
その人の瞳の奥に見い出されるもの。
そこは心の窓、そして愛情のやどる場所。
女性の美しさは、
顔のほくろなどには関係なく
その本当の美しさは
その人の精神に反映されるものです。
それは心のこもった思いやりの気持ち
時として見せる情熱、
そして、その美しさは、
年を追うごとに磨かれていくものなのです。
サム・レヴェンソンの詩集
『時の試練をへた人生の知恵』