(2)『飲食セーフティーネットワーク』第3回シンポジウムに参加しました | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

(2)『飲食セーフティーネットワーク』第3回シンポジウムに参加しました

11月18日(日)、半蔵門の「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」で開催された『飲食セーフティーネットワーク』第3回シンポジウムに参加しました。

昨日は、内部被ばくを考える市民研究会の川根眞也先生の発表について、レポートしました。

今日はその続きをレポートします。

川根先生のあとに発表されたのは、女医の権藤さん。

権藤さん


オーストラリアの小児科医で放射能障害に詳しいヘレン・カルディコット博士の医者向けのセミナーに行っていた報告をしてくださいました。

カルディコット博士は、来日記者会見で、
「福島の高線量地域で、子供や妊婦、妊娠可能な年齢の女性を避難させないのは“医学的犯罪”だ。18歳未満の子供に超音波検査を実施したところ、約40%の子供に甲状腺異常が見つかったという。これは小児科の見地からみて極めて異常だ」
と語り、福島の被曝量がチェルノブイリをはるかに上回っていることを指摘されています。

こちらは、「こころと心をつなぐカフェ in 郡山」を運営されている飯田さん。

小金井


福島県に残っている方は、「放射能」という言葉すら発せられないという現状があるそうで、そのような方のためのサロン活動を月に1回開いているといことです。

NPO法人「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加さん。

野呂さん


ベルラーシでは、内部被ばくには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が有効だったという結果が出ているそうです。

ただし、それも、被爆者に対する人体実験だったので、結果も非公開なのだそうです。

ビタミンなども人工的な薬品は酸化されているのでダメで、自然由来のもののから摂る必要があるということでした。

こちらは、「アニマルフォレスト」の小林さん。

フォレスト


福島に残っている方のいたみを想像して思いやり、共感してほしいと訴えられました。

こちらは、丸子さん。

丸子さん


福島からの移住計画のため、新しいコミュニティを作るべく、活動されているということでした。

シンポジウムの後は、懇親会。

『飲食セーフティーネットワーク』の代表で、会場を提供してくださっている、「エリオ・ロカンダ・イタリアーナ」のお料理です。

料理1


普段でも、ベクレルフリーの食材を使っていらっしゃいます。そして、「わじまの海塩」を使ってくださっているのですよ。

料理2


ご参加のみなさんと記念写真。

集合


暗くなるような話が多かったですが、それでも皆さん、自分たちでこれからの世界を変えていこう、という前向きな希望を持ち、熱い心で行動されていたのが、印象的でした。