(3)2012年11月「国産こだわり海水塩の会」 唐津・加唐島編  | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

(3)2012年11月「国産こだわり海水塩の会」 唐津・加唐島編 

11月14日~16日の2泊3日で「国産こだわり海水塩の会」、長崎県の対馬、壱岐、佐賀県唐津の加唐島にある3か所の製塩所を見学するという旅に参加してきました。

今日は、佐賀県の唐津にある加唐島をご紹介します。

壱岐から、大きなフェリーで唐津へ行き、宿泊。

フェリー


翌朝、豊臣秀吉が朝鮮出兵のときに陣を張った土地、名護屋城へ。石垣の跡です。

城


呼子港からフェリーで30分。

フェリー2


玄界灘に浮かぶ人口230人の小さな島・加唐島へ。

島


港の近くにある一の塩株式会社の「一の塩」さんの製塩所。

一の塩


製塩所の下から、海水をポンプでくみ上げているそうです。

大きな逆浸透膜装置。海水の塩分濃度を10%まで濃縮するそうです。

脱塩機


さらにそれを、重油を使って、高圧濃縮装置・立釜で20%まで濃縮。

立釜


そして、液体のまま、遠心分離機にかけて、水分を飛ばし、結晶を作ります。

遠心分離機


こちらが出て来た塩。水分が少なく、粉状です。

塩


出てきた水分=にがりは、捨ててしまっていました。

にがり


これは焼き塩を作る機械だそうです。

焼塩


人の手をかけずに大量に作ることを考慮された、かなり大規模な製塩所でした。

製塩所見学の後、呼子港で昼食。一度、食べてみたかった、呼子のイカの活き造り。

イカ


ここで解散して、福岡空港から東京に戻ってきました。

今回は、3か所の製塩所を見学しましたが、製塩法・燃料もそれぞれでした。

塩作りは、海水を濃縮するプロセス。みな、それぞれ、工夫、苦労なさっていました。

「わじまの海塩」の製塩法はとってもシンプルで、熱効率がすごく良いということを確認できました。