南清貴さんの、『「食」商品から投資の時代へ』セミナー
9月8日は、白河三來さんプロデュースで、フードプロデューサーのKIYOさんこと南清貴さんのコラボセミナーでした。
題して、『「食」商品から投資の時代へ』です。
この新刊本の内容も織り交ぜながらのセミナーでした。
2時間のセミナーの内容を以下に箇条書きでシェアします。
・人が食べなければならないのは、必須栄養素と植物栄養素。必須栄養素とは、必須アミノ酸、必須ミネラル、必須ビタミンなど500種類。そして、植物栄養素というのはフィトケミカル。2000種類以上、見つけられている。
・これらを摂るためには、五食の食材、この「オプティマル・フード・ピラミッド」の割合で食べればよい。
・穀類30%、豆類15%、そして、葉菜・果菜20%、根菜20%、動物性タンパク質は10%、残りは海藻や良い油などで5%。
・精製していない玄米や全粒粉などの穀類と、丸ごとの豆類で、必須アミノ酸がほとんど摂れる。足りない分を少しの量の動物性たんぱく質で補えばよい。
・この食べ方を実践して、半年で14キロやせた子がいる。このドキュメントに基づいて 『豆と油で生まれ変わる! からだキレイダイエット』 (2012年6月 マイナビ発行)を書いた。
・日本の食生活の現状は、ファーストフード、コンビニ食、ファミレスなどが旺盛し、そこでの食事は、化学物質、輸入食材、加工食品でなりたっている。加工食品とは食の工業製品化である。
・日本の医療費は年間36兆円。そのうちの1/3は生活習慣病関連。また日本人の死亡原因の2/3は生活習慣病。つまり、一人一人の食生活の改善で、日本の医療費を減らすことができる。
・加工食品では、おいしいと思わせる騙しのテクニックが使われている。
・加工食品には、体に悪い化学物質、砂糖、油がたくさん使われている。
・特に油。油の中でも「トランス脂肪酸」は「狂った脂肪」「プラスチック食品」と呼ばれている。
・マーガリン、ショートニング、植物性油脂が該当し、菓子パン、スナック菓子、クッキー、ビスケット、
インスタント食品、レトルト食品、揚げ物に使われている。
・トランス脂肪酸が引き起こす病気は、動脈硬化、認知症、アレルギー、クローン病、糖尿病。
・ハーバード大学医科大学院グループの研究で、トランス脂肪酸の摂取で糖尿病のリスクが高まると発表された。
・普通、細胞壁は油でできている。細胞内にはミトコンドリアがいて、ブドウ糖を栄養源としている。細胞壁にはブドウ糖のレセプターがあり、そこから細胞内にブドウ糖が吸収される。細胞内にブドウ糖がたくさんあることが健全な体である。
・ところが、この細胞壁の一部がトランス脂肪酸になってしまうと、ブドウ糖を細胞内に取り込まなくなってしまう。そのために、血液中に棟がだぶつき、糖尿病になってしまう。
・厚生労働省の「国民健康・栄養調査結果」(2007年)では、糖尿病の疑いがある人は全国で推定2210万人、日本人の5人に1人である。
・カリフォルニア大学 ベアトリス・ゴロム教授は、トランス脂肪酸の過剰摂取と攻撃的な性格に関連性があることを発表している。
・必須脂肪酸とは、オメガ3とオメガ6で、これらを1対4の割合で摂る必要がある。
・オメガ3とは、青魚に含まれる油で、他には亜麻仁油、しそ油、えごま油、インカインチオイルがある。酸化しやすく、大量生産がしにくいので、大手企業は生産できない。
・オメガ6には、ごま油、コーン油、大豆油、ひまわり油、紅花油などがある。
・脂肪酸は、細胞壁、ホルモン、アレルギーに関連している。
・ひところ流行していた「リノール酸」は体に害があることがわかり、なりを潜めた。今は、オリーブオイルの「オレイン酸」が良いとされている。
・オリーブオイルは熱に強いので、炒め物や揚げ物にはオリーブオイルが良い。
・また、動物性タンパク質は、体内で分解する際に、毒性物質(毒素)を発生させる。それが活性酸素とむすびつくと、さらに毒性のものとなる。アンモニア、硫化水素、インドール、メタンガス、ヒスタミン、ニトロソアミン、等。これらは、腎臓や肝臓の負担となる。
・オリーブオイルは熱に強いので、炒め物や揚げ物にはオリーブオイルが良い。
・また、動物性タンパク質は、体内で分解する際に、毒性物質(毒素)を発生させる。それが活性酸素とむすびつくと、さらに毒性のものとなる。アンモニア、硫化水素、インドール、メタンガス、ヒスタミン、ニトロソアミン、等。これらは、腎臓や肝臓の負担となる。
・また、食肉生産の現実として、何らかの病変や炎症があり、全部廃棄または一部廃棄されているものは、豚肉で68%、牛肉で80%にのぼる。養殖魚も同様である。それらは、加工食品として使われている。
・これでは人間が健康でいられるはずがない。これは社会全体の問題である。
・金融、経済、モノ、カネ、地位が重要視されていた社会から、心の豊かさ、平安、
人とのつながり、自然が重要視される社会へと価値観が移り変わっている。
・消費の世界から、投資の世界に変わってきている。
・食は本来、自然の一部、自然と融合したもの。食餌ではなく、食事へと戻していこう。
以上のようなお話でした。
なお、南清貴さんの「豆と油で生まれ変わる!からだキレイダイエット」出版記念クッキングセミナーが国際食学協会主催で、全国で開催されるそうです。
10月06日 札幌
10月20日 東京
10月26日 福岡
10月29・30日 今治
10月20日 東京
10月26日 福岡
10月29・30日 今治
詳しくは、こちらをご覧ください。