(7)2012年8月 輪島訪問記・能登観光スポット編 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

(7)2012年8月 輪島訪問記・能登観光スポット編

今日は、輪島訪問記、観光編です。

順天堂大学大学院 加齢制御医学講座 協力研究員のダニエラ志賀さんをご案内して、輪島の塩士・中道肇の運転で、輪島や能登の観光スポットを巡りました。

駆け足でご紹介いたします。

8月24日。

能登の世界農業遺産を代表する千枚田にて。

千枚田


ちょうど稲が実って、緑がきれいな田んぼです。

次に行ったのは、重要文化財・時国家。

時国家


平清盛の義弟・平時忠は、源平の合戦で平家が滅亡したとき、能登に配流となりました。その子、時国は、近隣の村々300石を統治し、館を構え、江戸時代には天領の大庄屋を勤め、苗字帯刀を許されたそうです。

時国家2


時国家は、江戸時代を通して、加賀藩の山廻役、御塩懸相見役、御塩方吟味人役などの役職を受け継ぎ、農業、塩業、回船業などを営んでいたそうです。

塩作りの民には、塩が出来たときにお金で買うのではなく、先に、お金の代わりに米を渡してやっていたそうです。

屋敷に残っていた籠の高さが低くて、昔の人は背が低かったのだろうかと研究心が湧くダニエラさん。

時国家3


そして、お寺カフェ。慶願寺のカフェ「木の音」で休憩。

寺


渡り廊下がオープンカフェになっていて、気持ちのよい場所でした。

鳳至町のキリコ祭り。

キリコ


松明神事。

キリコ


8月25日。

この日は中道肇さんの奥さん・美奈子さんも一緒です。偶然にも、私と同じ名前で漢字違いなんですよ。

石川県輪島市門前町門前にある總持寺祖院。1321年(元亨元年)に開山された曹洞宗の寺院です。


総持寺


能登町にある真脇遺跡縄文館。

博物館


いるかの骨や土器が大量に発掘され、縄文時代にイルカ漁をしていたことがわかるそうです。

いるか漁


55才の中道肇が小学生のころには、舳倉島にイルカがいて、イルカに乗って競争をしていたということなので、自然が大きく変化したのは、この50年なのかもしれません。

珠洲市にある見附島。弘法大師が布教のために、佐渡から能登へと渡る際に発見したといわれている。最初に「目についた島」だから見附島。この形から軍艦島とも言われています。

軍艦島


能登半島の先端にある珠洲のランプの宿。

ランプの宿


電気がなくランプだけの生活ということ。でも、西洋式プールもあって、一度は泊まってみたいと思わせるお宿です。

パワースポットと呼ばれる聖域の岬。空中展望台「スカイバード」。

岬


展望台の先端で。

先端


夜は、輪島崎町のキリコ祭り。

祭り


こんなタイも出ていました。

タイ


8月26日は先にご紹介した舳倉島に行きました。

8月27日。

この日は最終日。輪島朝市に行きました。

能登丼や能登の御白髪素麺が食べられる「わら庄」さんの店の前で、中道美奈子さんが露店を出しています。

朝市


「わじまの海塩」とはまた違う場所、珠洲の海水・製法で中道さんが作っている塩を売っています。

輪島に行った際に、中道肇さんと話してみたい方は、輪島朝市でこちらの露店を探してみてください。

「わら庄」さんの素麺セット。

素麺


この日は、輪島塗のギャラリーをいくつか周りました。

そして、能登空港で。皮に「わじまの水塩」を使った「輪島 汐まんじゅう」。空港お土産の第2位になっていましたよ。

能登空港


歴史あり、自然あり、伝統工芸あり、海の幸あり。こうして、充実した能登の旅を終えました。