幕内秀夫先生の「女性の健康と食生活」のセミナー | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

幕内秀夫先生の「女性の健康と食生活」のセミナー

7月13日、アンチエイジング食事会のあとは、そのうち参加者6名が白河三來さん主催のセミナーへ移動しました。

『乳がん患者の8割は朝、パンを食べている』『夜中にチョコレートを食べる女性たち』『粗食のすすめ』の著者・幕内秀夫先生の「女性の健康と食生活」のセミナーでした。

幕内先生


毎日、数百名の聴衆を前に講演をなさっている幕内先生ということですが、この日は、30名の女性達のために特別セミナーです。

興味深い内容でしたので、セミナー内容をシェアいたしますね。

1  「食生活は子供に学べ」

子供は「目」「鼻」「口」で確認している。

緑(紫)で、香りが強く、すっぱい、苦い、渋い物は危ないものが多い。

だから、子供がピーマンやアスパラガスやネギやニラやナスが嫌いなのは当たり前。

偏食ではないので、無理に食べさせる必要はまったくない。

子供は白くて甘いご飯が大好き。

子供の味覚には、母乳やご飯の味が十分に甘く感じるということでした。

2 「大人は心でも食べる」

心は体に悪いものが好き。「毒」は薬にもなる。

つまり、酒、たばこ、そして、ケーキに、チョコレート、ポテトチップ。

そして、意外と気づかないのがパン。

白い食パンであっても、糖類、マーガリン、植物油脂が入っているので、お菓子であると認識せよ、ということでした。

3 「今、何が問題か?」

安い牛丼を食べている男性は、メタボにはなるものの、30代からガンにかかることはめったにないけれど、パンやパスタやサラダを食べている女性が、30代からガンにかかる。

ご飯を食べずにカタカナ主食(パン、パスタ、ピザ)を摂っていると、砂糖と脂肪が過剰になるということ。

びっくりしたのがこちらの表。

表


天丼、カツ丼は重いから、パスタを選ぶということが多かったりするけれど、実は、スパゲッティカルボナーラは、カツ丼の3倍の脂肪量なんですね。

4 「70点をめざす4つの提案」

①1日2回は白いご飯を食べる

白いというのは、チャーハンやドリアではなく、という意味で、玄米、雑穀米でもちろんOK。
 
②カタカナ主食は友人と外食で楽しむ

③甘いものが食べたくなったら、パック入りの甘栗、焼き芋

食べるなら和菓子。洋菓子は人の家で食べる。チョコは一粒。

しかも、大人は心で金額も食べるものなので、安いものではなく、値段の高いものを、ということ。

④副食を考える前に常備食を

漬け物、佃煮、焼のり、煮豆、納豆、小女子、ふりかけなど。

野菜はお浸しや煮物で。サラダは稀に。サラダはドレッシングをかければ天ぷらと同じ、ということ。

ここまでを見直してから、添加物や農薬などの食品の安全性を配慮したい、ということでした。

作る時間がない忙しい働く女性に、『病気にならない女性の元気食』(講談社)という本も出ているので参考にしてください、ということです。

本


質疑応答では、22時以降に夕食を食べる方は、18時ごろに、菓子パンではなく、おむすびやのりまきを食べて、22時以降を軽くするように、というアドバイスがありました。

以上です。

思いあたることが多く、主食のお米を減らして、パンやスイーツを食べるのはよくないなあと反省しました。

そして・・・、「わじまの海塩」は、「うちの子が塩の粒が好きで舐めています」とよくお客様から聞くことがあるんですが、食べていいものかどうか本能的にわかっている小さいお子さんは、やっぱり正しいんだ!と思いました。