6月13日~19日、伊勢丹新宿店で漆芸作家・若宮隆志展
伊勢丹新宿店で開催されている輪島の漆器作家・若宮隆志さんの作品展に行ってきました。
若宮隆志さんは、1964年輪島市生まれ。古典的な材料と技術、意匠を研究され、素材や技法に妥協を許さず、現代生活の中にホンモノの漆芸品を蘇らせることを目指していらっしゃいます。
漆器店として老舗の平安堂の4代目さんが、「久々に出会った本物の作家」とおっしゃられた作家さんです。
詳しくはこちらに。
私がまだ前職のころ、輪島の塩に出会い、はじめて、石川県輪島市に観光で行ったときに、能登を案内してくださったのがこの若宮さんだったのです。
漆のものというと、赤や黒でピカピカと光っているようなイメージがありますが、そうではない、ちょっと変わった色や質感を出している作品が特徴です。
たとえば、この香合は、こんな色合い。
こちれは、五角形の器の上に、根付。
かわいい!! 裏には、しっぽ。
蓋をあけると、中には、打ち出の小づち。
細かい細かい作業ですね。
一つ一つの柄には、意味があり、幸せを求める願いが込められています。
若宮さんのお話を伺うだけでも、心が癒されるような気持ちになりますよ。
6月19日までやっています。ぜひ、ご覧になってみてください。
「彦十蒔絵 若宮隆志展」について
日時:6月13日(水)~19日(火)
場所:伊勢丹新宿店 本館5階 和食器ベルエクラン