仙台・訪問記「塩竈神社」でお参り
昨日のブログでご紹介しましたが、5月13日に、「東日本料理学校協会」の定時総会があり、仙台に行ってきました。
日帰りでしたが、せっかく行くなら、と思い、新幹線を降りた仙台駅からすぐ仙石線に乗りかえて、本塩釜駅へ。そこから、お塩にゆかりのある塩竃神社に行ってきました。
塩竃神社は、正式には、鹽竈神社と書きます。「しおがま」です。
日本書紀に登場する神、武甕槌命(たけみかずちのみこと)と経津主神(ふつぬしのかみ)が東北を平定した際に、両神を先導した塩土老翁神がこの地に留まり、現地の人々に製塩を教えたことに始まると伝えられているそうです。
創建年は不詳ですが、平安時代初期、嵯峨天皇の御代に編纂された「弘仁式」に「鹽竈神を祭る料壱万束」と記され、厚い祭祀料を授かっていたことが記録に残っているそうです。
塩土老翁神が主祭神として祀られています。塩土老翁神は海や塩の神格化と考えられています。
そこから、航海安全・交通安全の神として、また安産祈願の神として、あがめられているということです。
仙台まで来たなら、ここにお参りしなくちゃね、ということで・・・。
仙台まで来たなら、ここにお参りしなくちゃね、ということで・・・。
途中から見ると、こんな感じ。
塩竈神社では、「わじまの海塩」の製塩所の無事、塩士・中道肇さんご一家の無事、関係者一同の無事を祈りました。
こちらは、国の天然記念物に指定されている鹽竈桜(シオガマザクラ)という桜。散りかけでしたが、美しく咲いていました。
敷地続きにある志波彦神社。こちらは、農耕守護・殖産・国土開発の神と伝えられているそうです。
そして、鹽竈神社博物館。
塩業関係資料の展示があるそうで、外には、能登の揚げ浜塩田で使われていた平釜がありました。期待いっぱい。
中に入ったところ・・・。
本塩釜駅から塩竈神社までの間は、道路も街並みも家屋もきれいで、津波の爪痕をまったく感じませんでしたが、こんなところにまだ影響が残っていました。
実は、このブログを書くために調べたら、あの表参道の石段の少し手前まで津波が来たそうです。
1時間ぐらい博物館に予定していたので、すっかり時間が余り、高台から見えた海の方まで足を延ばしてみました。この後、塩の神様のお導きが・・。
明日に続きます。