塩麹漬けには「ピチット」が便利!! | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

塩麹漬けには「ピチット」が便利!!

今日は、塩麹を使った塩麹漬けの料理方法をご紹介します。

鶏肉や魚の切り身を塩麹に漬けて一晩置くと、身から水と一緒に素材のうま味が流れ出てしまうのが難点です。

それを解消するのが脱水シート「ピチット」なんです。

素材に塩麹を塗り、ピチットで包んでから冷蔵庫で一晩置きます。

うま味を残して余分な水気を取るので、調理のときに火の通りも早く、美味しく出来上がりますよ。

●サーモンの塩麹漬け

材料:

サーモンの切り身 (眞だら、タイ、イカなどでも出来ます)
塩麹 鮭の重さの10%の量

作り方:

1.サーモンの切り身の表面に塩麹を塗ります。

鮭1


2.ピチットに包みます。

鮭2


3.ビニール袋などに入れて、冷蔵庫で一晩置きます。

4.ピチットを外して、表面の塩麹の粒を拭き取り、皮を下にして中火で焼いたあと、裏返し、弱火で全体に火を通します。   

鮭3


焦げ目がつきやすいので、ご注意ください。

フライパンで魚の焼けるホイルを使ったり、蓋をして蒸し焼きにするのもおすすめです。

また、アジやタイなどの新鮮な鮮魚の刺身を使えば、 焼かずに、お刺身の塩麹漬けとしても、召し上がれます。また、鍋物の具にしても、OKです。

●鶏肉の塩麹漬け

材料:

鶏肉(食べやすいサイズに切る)
塩麹 鮭の重さの10%の量

作り方:

1.鶏肉の表面に塩麹を塗ります。

2.ピチットに包みます。

鶏肉


3.ビニール袋などに入れて、冷蔵庫で一晩置きます。

4.ピチットを外して、低温でゆっくり焼きます。
  焦げ目がつきやすいので、ご注意ください。

鶏肉2


●豆腐の塩麹漬け

材料:

豆腐(木綿豆腐でも、絹豆腐でもどちらでもお好みで)
塩麹 豆腐の重さの10%の量

作り方:
1.豆腐1丁を6等分して、1~2cmぐらいの厚みに切ります。

2.塩麹を塗ってピチットに包みます。

豆腐1


3.ビニール袋などに入れて、冷蔵庫で3日~2週間。

3.そのままでも、表面を焼いてもOK。酒の肴になります。黒こしょうを振ってもおいしいです。

豆腐3


※もちろん、2日目ぐらいでも食べられますが、2週間ぐらい冷蔵庫に放置しておくと、濃厚なチーズのような味になります。下の写真のようになっています。

豆腐2


長く置くときには、途中でピチットを交換してくださいね。

「ピチット」は、水飴が中に入っていて、その浸透圧で素材から水分を抜きます。

28年ぐらい前の発売開始当時に、三國清三シェフが「このシート、僕だけに売ってくれ」とおっしゃったようなものなんですよ。

塩麹漬けにぴったり!! ぜひ、お使いになってみてください。