時代の半歩先を行く ~社員食堂の話題から~ | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

時代の半歩先を行く ~社員食堂の話題から~

1月4日、会社勤めの方は、今日が仕事始めという方が多いのではないでしょうか。そこで、今日は、仕事初めのスピーチのような、今年の抱負のような話題を。

先月のことですが、日本経済新聞の12月17日(土)の夕刊の一面は次のような記事でした。

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「やる気養う味な社員食堂」
「多様な働き方に対応」

「安い」「早い」が持ち味の社員食堂に「もうひと味」を加える企業が増えている。

食事メニューや
サービス内容の充実だけでなく、社員の多様な働き方への対応や健康管理などに配慮したサービスが特長だ。
(中略)
各社は社食の刷新をテコに社員の士気を高め、生産性向上につなげる狙いだ。
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社員食堂で、最近、有名なのは、体脂肪計の「タニタ」さん。社員が続々ダイエットに成功しているという1食500キロカロリーの社員食堂の定食。そのレシピ本は大ヒットで、本屋さんに積まれていますね。

この「タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」(大和書房)という本が出版されたのが、2010年2月です。

で、私がこのブログで、それより早い2009年11月に、次のようなことを書いていたのですよ。

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企業が抱える社員の健康の問題、メンタルヘルスの問題、活力の問題、けっして食と切り離して考えることができないこと。

食堂のコストを削って、メタボ対策や健康医療費に汲々とするなんて本末転倒。

社員食堂は、大切な社員の方々が毎日一食、多ければ二食、三食と食べ、体と脳を作るところです。

毎日使う調味料、毎日体に蓄積されるもの・・。
健全な肉体と健全な精神なくして、強い商品も、強い営業マンも育ちません。
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PFUさんは、書籍や文書を電子化する業務用のイメージスキャナーで、全世界の約50%以上のシェアを持っている会社です。

こちらの社員食堂では、「医食同源」をコンセプトにしたメニューを出していて、社員の健康を第一に考えていることに感動しました。

そして、2010年7月には、石川県の経済紙「アクタス」に、この社員食堂での取り組みの成果が出て、社員の高脂血症の割合が1年で16%から9%に減ったことが掲載されました。

その雑誌記事を紹介したブログに、私は次のように書いていたんです。

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どうぞ、強い会社にしたい経営者のみなさんは、社員の皆様が何を食べているかに気を配ってみてください。

もし、社員の皆さんに、安い食材と安い調味料の「エサ」や、コンビニ弁当やカップラーメンばかりを食べさせていたら、会社が成長するはずないですよ。

今や、社員の体の健康と、心の健康を維持することが、ビジネス戦略となる時代です。PFUさんに続いてください。
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いいこと書いてますでしょ(笑)。何がいいたいかというと・・・。

前職のIT企業にいた時代に、新しい技術を使った新しいシステム、新しいサービスを考える機会が多かったのですが、そのときに、「消費者に受け入れられるには、時代に早すぎてもいけない、遅すぎてもいけない、半歩先ぐらいがいい」ということで、頭を悩ましたものです。

そのときの信条は、起業してからも持ち続けています。

私はお塩のような、大昔から存在する基本の食材を扱っていますが、食の業界で、時代の半歩先を行きたいと常々考えているんです。

日経新聞の一面の記事として書かれるということは、新規性と普遍性が認められたということだと思いますから、社員食堂については、半歩先を行けたかな、とうれしく思いました。

社員食堂のメニューの見直しは、これからますます加速していくことでしょう。

というわけで、これからも半歩先のメッセージを伝えていきたいと思っています。

で、私は、今年は、「ミネラルイオン」ということをキーワードにしていきたいと思っています。

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海の中で、ミネラルはイオンの状態で存在します。体の中でも、ミネラルはイオンの状態で働きます。

体温と同程度で結晶させた低温結晶の「わじまの海塩」は、ミネラル成分のNa(ナトリウム)やMg(マグネシウム)やCa(カルシウム)と、Cl(塩素)との結合が緩いので、イオンの状態に戻りやすく、ミネラル成分がすぐ働いて、体内に蓄積しません。

そして、「わじまの水塩」は、結晶していないので、ミネラルはイオンのまま存在しています。

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今年のブログでは、このことを、たくさん、伝えていきたいと思います。

スポーツドリンクで「イオン飲料」と使われていますが、まだ、「イオン」という言葉が使われているのはスポーツドリンクぐらいですよね。

これからの「ミネラルイオン」に注目してください!