漆器展「酒器のうつわ展」 by 輪島の仲間達 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

漆器展「酒器のうつわ展」 by 輪島の仲間達

12月16日(金)、代官山のヒルサイドテラスのギャラリーで開かれていた「酒器のうつわ展」を見に行きました。

ハガキ


輪島、金沢、山中、奈良、神奈川の漆の作り手達が「酒器の器」をテーマにプロジェクトを開始して、それぞれの個性をいかした作品の展示会です。

輪島からは、私の起業前からの友人、古込和孝さん、坂口彰緒さん、芝山佳範さんも出展し、上京されていました。

今回は、輪島の若手漆芸家・古原秀樹さんに説明をしていただきました。漆を塗って、金粉や銀粉で色づけをする「蒔絵(まきえ)」の道具や方法を見せていただきました。

道具


下に小さな穴のあいたふるいがついている筆のような筒に粉を入れて、指でその筒をトントントンと叩くようにしながら、粉をまいていくんです。

金粉


漆にかぶれてしまうお客様が出るといけないので、今回は、油をつかって、筆で絵を書き・・・、

絵を書く


銀粉をまいていきます。

粉をまく


余分な粉をはらうと、筆で書いていた形にでてきます。

粉をはらう


写真の手前の親指につけているのは、指輪ではなく、粉の色を混ぜるための小さなパレットです。

桜の花びら。1枚1枚描いていきます。

桜


粉の撒き方で濃淡が違ってくるのだそうですよ。できあがりを計算して、粉を蒔いていくのだそうです。

真剣な古原さん。

古原さん


こちらがその古原秀樹さんの作品です。

古原さん


右手前は、シュロの葉をかたどったもの。盃をかたむけると、キラキラと光がうねるように、光の反射を考え、凹凸を作っているのだそうです。丁寧に、図解で説明してくださいました。

こちらは、芝山佳範さんの作品。

芝山さん


左側と億が坂口彰緒さんの作品。

坂口さん


古込和孝さんの作品。

古込さん


酒器ということで、輪島の白藤酒造さん、中島酒造さん、山中の松波酒造さんが後援です。

日本酒


これらの器でぜひ実際に日本酒を飲みたかったのですが、時間がなくて残念でした。

お知らせが遅くなってしまいましたが、今日18日(日)の19時までやっています。

「酒器のうつわ展」について

会期: 12月13日(火)~18日(日) 11:00~19:00
会場:gallery ON THE HILL 
   東京都渋谷区猿楽町18-8  ヒルサイドテラスF棟1階 
出展: ※50音順
江端博行(輪島)・大森修(輪島)・川崎哲史(輪島)・北浜智(輪島)・坂口彰緒(輪島)・芝山佳範(津幡)・杉村聡(奈良)・次田篤史(神奈川)・次田あづみ(神奈川)・中室耕二郎(輪島)・古込和孝(輪島)・古原秀樹(輪島)・松木大輔(輪島)・山田満佐博・山崎夢舟