『日経ビジネス』「次代を創る100人」に奥田政行シェフが選出されました
日経BP社の「日経ビジネス」の10月31日号は、「次代を創る100人」という特集です。
特集の扉の言葉はこんな文章です。
---
すべての生命体が複雑に絡み合いながら流れる時の中で、人類は「歴史」を綴ってきた。
その中心には、周囲を動かす影響力を持つ人がいる。
主役は入れ替わり、そして新たな者が引き継いでいく。
日経ビジネスは今この瞬間、次代の変革に向かう100人を描く。
彼らに刺激を受け、明日のヒーローが生まれることを願いながら。
これから、勇者たちが織りなす物語の幕を開けよう。
---
変革者、創造者、勇士、先導者、思索家、夢追人というジャンルから100名が選ばれています。
顔ぶれには、以下のように、お馴染みの方々から、ベンチャー企業の社長まで100名の方が並んでいます。
ユニクロのファーストリテイリング会長の柳井正さん
元・大阪府知事の橋下徹さん
「AKB48」プロデューサーの秋元康さん
なでしこジャパンの澤穂希さん
ゴルフの石川遼さん
作家の村上春樹さん
奇跡のりんごの木村秋則さん
楽天の三木谷浩史さん
ソフトバンクの孫正義さん
モバゲーのディー・エヌ・エー社長の守安功さん
クックパッド社長の佐野陽光さん、
そして、アップル創業者で先日お亡くなりになったスティーブ・ジョブズさん、などなど。
その中に、料理人はたった一人。それが山形県アル・ケッチァーノの奥田政行シェフでした。
奥田シェフの紹介文を俳優で「食いしん坊!万才」に出演されていた辰巳琢郎さんが次のように書かれています。
---
とにかく奥田シェフのお皿はどれも楽しい。おいしいのはもちろんですが、一つひとつの食材を物語とともに頂くからその魅力が何倍にもなる。これこそ料理です。
影響力も素晴らしい。藤沢カブや民田ナスなど庄内の在来野菜は彼が光を当てなければ、消えていても不思議はなかった。
でも、アル・ケッチァーノが人気店になり、在来野菜が再評価されたことで、それを作る生産者が増えました。1つのレストランを軸に、庄内の農業が蘇ったわけです。
庄内を「食の都」にすることが夢だったそうですが、その夢は既に十分かないました。
次の使命は、放射能汚染の風評被害に苦しむ日本の食材を世界に発信すること。
後進の育成にも熱心です。「目利きを育てる水族館を造る」なんて突拍子もないことを山形なまりでサラリと言う。
彼が活躍するフィールドはまだまだ広がっていきますよ。
---
奥田シェフの使命・・・放射能汚染の風評被害に苦しむ日本の食材を世界に発信すること。
はい。その取り組みの一つが、昨日、このブログでご紹介したように、11月にスペインで開催される世界料理学会「サンセバスチャン・ガストロノミカ」で日本の食材を紹介してくる、ということなんですね。
「わじまの海塩」も、この世界料理学会で、奥田シェフの料理により、プレゼンしていただけるそうですよ。
そして、奥田政行シェフは、「わじまの海塩」を使ったお料理レシピを小学館のサイトに発表なさっています。レシピは、以下をご参照くださいね。
●だし(アルケ流ラタトゥユ)
●タンパク質分解酵素を働かせる塩と、金糸瓜と羊と果物
●白菜とタラ
●漬け物が生き残るための一品