「遠くへ行きたい」出演の漆芸作家・古込和孝氏の秀作展を日本橋三越で | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

「遠くへ行きたい」出演の漆芸作家・古込和孝氏の秀作展を日本橋三越で

昼間は残暑が厳しいですが、朝晩には「秋」を感じますね。今日は中秋の名月だそうです。芸術の秋ですね。

日本橋三越の特選和食器コーナーでやっている輪島の漆芸作家・古込和孝さんの秀作展を見てきました。

昨日、9月10日(日)日本テレビ系で放送された「遠くへ行きたい 」。ゲストはチャゲ&飛鳥のChageさん。能登・輪島を回るChageさんに、沈金教室をしたのが古込和孝さんなんですよ。

漆器というのは、通常は、企画・構想、木地作り、塗り、沈金、蒔絵、販売などが分業化しているのですが、古込さんは全部お一人でやってしまう作家さんです。輪島を舞台に世界を目指す仲間の一人です。

テレビでも紹介された、一子相伝の技・「毛彫り」の一例。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-毛彫り

毛のふわふわ感が伝わってくるようですよね。

そして、沈金卵型香合「桜咲く・・」。金属のように見える色ですが、これも木を彫っているものなんですよ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-卵型香合

この卵の中には、また卵。そして、その卵の中には、また卵。そのまた中には、また卵。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-あけたところ

かわいい!

こちらは、丸ねずみの形の香合。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-丸ねずみ

こんな形の根付から、構想したそうです。

こちらは、柿の香合。本物の柿に和紙を張り、その型をとった和紙の上に漆を塗ったものだそうです。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-柿

秋らしい作品、もう一つ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-香合


漆器というと、黒や朱のぴかぴかしたイメージがありますが、それだけじゃないんですよね。

昔、輪島を中心に、北前船で、漆器は北へ南へ運ばれ・・・、アイヌ地方にも、輪島で作られた漆器が残っているそうです。

こちらの日本橋三越での作品展は明日日9月13日(火)まで。9月20日(火)~9月26日(月)には「横浜そごう」で秀作展があるそうです。


古込和孝氏のホームページ:
http://www3.ocn.ne.jp/~zikichi/index2.html