漁師の家ごはん…塩士・中道家の夕食 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

漁師の家ごはん…塩士・中道家の夕食

8月22日から8月25日まで輪島に行っていたのですが、輪島の夕食では、塩士の中道家の家ごはん。漁師の家の漁師ごはんです。

いろんな魚介類を食べさせていただきました。2日分の晩ご飯を一気にご紹介します。

手前の左から、キュウリとナスの浅漬けに、キャベツとみょうがの浅漬け、右側はサバの子の塩漬けを干したものです。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-野菜

奥の白いのはカブの浅漬け。

どれも塩だけの味付けですが、これだけ塩気をとっていると、熱中症なんて心配する必要がありません。もともと、汗をたくさんかいて働く人は塩気の強いものを摂って、体のミネラルバランスをとっているんですよね。

トコブシ。地方によって、いろいろな名前があるようですね。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-トコブシ

身をとるために、爪楊枝をつつく位置のポイントを教えてもらって、簡単にうまく抜けるようになりました。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-トコブシ2

お刺身は、ヒラマサ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-ヒラマサの刺し身

蒸しあわび。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-蒸しあわび

焼きイカ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-焼きイカ

たらの糠漬け。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-たらの糠漬け

これは甘鯛の潮汁。甘鯛に塩を振ってしばらくおいてから水を入れて炊いたもの。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-甘鯛の潮汁

塩をしなければ、身がぐちゃぐちゃに崩れてしまうところですが、塩の効用で、身が崩れず、きれいに仕上がるんだそうですよ。

手前は、岩のりと、みょうがです。

真鯛の塩焼き。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-真鯛の塩焼き

湯豆腐。豆腐に、カワハギ、鶏肉、チクワが入っています。真ん中は醤油に刻みネギ。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-湯豆腐

白菜や長ネギなどは入れないのだそうです。ポン酢も使わないということでした。

そして、サザエごはん。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-サザエごはん

2晩の2食分ですから、お間違いなく。ぜいたくでもなく、手をかけているわけではないけれど、ごちそうでした。

新鮮なまま生で食べるもの、焼いたり煮たりして食べるもの、塩をして保存するもの、糠漬けにして保存するもの、など、いろいろです。

豊富に採れる魚介類を飽きないように、そして、海のシケが続いても大丈夫なように、工夫して食べる漁師の知恵がいろいろありますね。

それにしても、毎日、こういう食事を食べていたら、塩は重要ですよね。

例えば、牛肉の赤ワイン煮込みとか、麻婆なんとかなどであれば、塩なんてしょっぱけりゃいい、という感じになるでしょうが。

生で食べればおいしい魚や野菜が、塩をしたら、美味しくなくなってしまって、たくさん摂ったら具合が悪くなるなんていう塩では大問題!

そんな塩に疑問を抱いて、自分で安心して食べられる、おいしい塩を作りたいと考え、工夫した中道の動機は、とても理解できて、消費者の立場からしてみても安心して任せられるように思っています。