(2)輪島大祭2011…石川県輪島市河井町のお祭り(重蔵神社大祭) | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

(2)輪島大祭2011…石川県輪島市河井町のお祭り(重蔵神社大祭)

8月23日。昨日、紹介した海士町のお祭りの「御神輿入水神事」と御神輿の入宮の行事が終わり、夕食をとったあと、午後11時ごろに、河井町のキリコ祭り、松明神事を見に行きました。

河井町の神社は、重蔵神社。「重蔵」は「じゅうぞう」と呼ばれていますが、これは「へぐら」とも読めるのではないかと言われています。

キリコというのは、炎暑において厄払いや豊作豊漁に感謝して、お神輿にお供する縦型長方形の大きな御神燈のこと。「灯りの山車」とも呼べる山車の一種で、人間がお神輿のように担ぎ上げて移動するものです。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-キリコ1

キリコの役割は基本的に神輿に随行するもので、夜間に渡御される神様の足元を照らすための灯り、また、海の向こうから祭禮の日にやってくる神様を迎えるための灯り、竜燈としての役割があるということです。

町の中の「組」ごとに、いろいろな形、文字、形のキリコがあります。

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たいてい、後ろに太鼓がついているのですが、こんなふうに、台の上に太鼓がついているものもありました。女の子が太鼓を叩いています。

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お祭りの午前中に、「組」のそれぞれの家の前に建て、午後から担いで、練り歩き、輪島市内のマリンタウンの広場にずらりと集まりました。

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壮観です。

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そして、そばに、高さ12メートルほどの松明(たいまつ)が立っています。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-松明1

松明の上に3本の竹が刺さっていて、その先には、神様のお祓いを受けた御幣がついていて、松明が倒れると若者たちが一斉に御幣の奪い合いをするということです。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-松明2

松明は3方向でつながれていて、まっすぐ立っていますが、松明を倒すために、綱を切る人が準備しています。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-松明3

火がつきました。下から上に火が登っていきます。松明が倒れる間に、お神輿が3周走って、松明の回りを回ります。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-松明4

松明が倒れ、人が集まって、御幣の奪い合い。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-松明5

離れて見ていたこちら側にも1本の松を持った若者達が走ってきて、けっこう危険なんですよ。

お祭りレポートは明日も続きます。