プロスキーヤー三浦雄一郎さんのスタミナを支える料理は? | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

プロスキーヤー三浦雄一郎さんのスタミナを支える料理は?

昨日、ご紹介した、「7月22日日本経済新聞 夕刊」。

順天堂大学大学院医学研究科 加齢制御医学講座の教授・白澤卓二先生の「アンチエイジングの処方箋」の最後に、スキーヤーの三浦雄一郎さんとのエピソードが出ていました。

三浦雄一郎さんは、富士山直滑降、エベレストのサウスコル8000m地点からの滑降など世界七大陸最高峰からの滑降を成し遂げたプロスキーヤー。

2008年には、75歳で世界の最高峰エベレスト登頂をされたという、まさにアンチエイジングを実践している方です。

この三浦雄一郎さんのスタミナの元、何だかご存知ですか?

サーロインステーキ?

違います。

すき焼き? カルビ焼き?

違います。

「ひじきの塩炒め」なんだそうですよ。

NHK「きょうの料理」「食彩浪漫」の元ディレクターだった若山慧子さんの著書「忙しい人こそ料理は上手い」2006年・小学館)に紹介されています。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-忙しい人ほど料理は上手い


ちょっと古いですが、1984年に、NHKの「きょうの料理 男の料理」で披露された料理だということです。

三浦雄一郎さんの「ひじきの塩炒め」、レシピは次の通り。

----
乾燥ひじき30gを水で戻し、にんじん(小)1本はせん切りに。フライパンにごま油を熱し、にんじんを炒める。
ここにひじきを入れてさっと炒め、塩とこしょう、炒りごま(白)をたっぷりとかける。
----

簡単ですね。そして、ひじきのお料理に、醤油と砂糖を使わずに、塩と胡椒で味付けするというのが特徴ですね。

本の中には、以下のように書かれています。

----
ひじきもごまも、ドーンと食べられる、さっぱりとした体に良いサラダ風です。

三浦さんはこれを丼一杯食べるとおっしゃっていました。

高い山からスキーで滑り降りるという時には、脂っぽいパワフルな料理を食べるに違いないと思っていた私はびっくり。ひじきパワーで、高い山から直滑降で降りていらっしゃったのです。
----

三浦雄一郎さんのスタミナのもとは、ひじきとごまだったんですね。

体の中で大切な働きをするマグネシウムは、一般成人で1日300mg必要。できれば、400~600mgくらい摂るように心がけたいと言われています。

100gあたりのマグネシウム含有量が100mg以上ある食品は、あおのり、わかめ・昆布、干しひじき、ごま、アーモンド、きな粉、カシューナッツ、大豆、炒り落花生、インゲン豆、小豆、玄米です。

体が資本の三浦雄一郎さんは、マグネシウムの多い食材をたっぷり食べていらっしゃるってことですね。

ひじきに、ごま、そして、塩はナトリウムとマグネシウムの割合が人の血液に近い「わじまの海塩」を使えば、マグネシウム黄金トリオ。

アンチエイジングの黄金トリオといってもいいですね。

「わじまの海塩」で、ひじきのごま炒め。お試しください。

味見をして、ちょっと、磯臭さが気になるときには、香りづけに醤油を垂らしてもいいかと思います。