「アンチエイジングの処方箋」 by 順天堂大学大学院教授・白澤卓二先生 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

「アンチエイジングの処方箋」 by 順天堂大学大学院教授・白澤卓二先生

先月末、「日本経済新聞 夕刊」で、順天堂大学大学院医学研究科 加齢制御医学講座の教授・白澤卓二先生の「アンチエイジングの処方箋」が連載されていました。

アンチエイジングというと、シワ取りなどの美容的な若返り術が思い浮かぶ方も多いかと思いますが、身体の細胞の老化をくいとめるという意味で、加齢を制御することが医学の一分野になっているんです。

つまり、「ただちに健康に影響はない」けれど、細胞の老化を促進するものに対抗して、加齢を制御していこうという考え方です。

この白澤教授は、、年をとると、細胞の中にある染色体の末端にある「テロメア」が短くなる、という調査研究を発表されたということです。この「テロメア」は、寿命のバイオメーカーと呼ばれているそうです。

ワイン用のブドウとリンゴと温泉が主な産業である長野県の上高井群の高山村の人と、同じ年令、性別の東京の人とから採血して、テロメアを比べてみると、高山村の人のほうがかなり長かったということ。

7月22日(金)の日本経済新聞の記事を引用します。

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考えられることは、高山村の人がポリフェノールが豊富な果物や温泉など、生活スタイルがアンチエイジングなものに囲まれている。

それに対し、東京は大気汚染、朝晩の通勤ラッシュ、オフィスのストレス、昼や添加物入り弁当、夜はお酒でテロメアを短くする生活と想像できる。
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ストレス、添加物、お酒・・・。

これらは、体の中で、多様な働きをしているマグネシウムを消費し排泄してしまうものなんですよ。

『これは効く! ビタミン・ミネラル事典』(編者・プリヴェンション・ヘルスブック、発行:主婦の友社 平成13年)の「マグネシウム」の章には、以下のように書かれています。

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心臓発作を防ぐだけでなく、月経前症候群や高血圧、不整脈、ぜんそく、腎臓結石を改善するスーパーミネラルがマグネシウムだ。

(略)

カルシウムの代謝にもマグネシウムが必要だ。カルシウムをとりすぎると、尿からマグネシウムが出てしまうことがある。

ぜんそく治療薬、利尿薬、ジギタリスなどの循環器病の治療薬、アルコール、カフェインは、体内のマグネシウムを減らす。

糖尿病患者の血糖値が上がると、尿中に多量のマグネシウムが排泄される。

ストレスも体内のマグネシウムを奪う。
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排泄されてしまいやすいマグネシウム。意識して、マグネシウムが含まれる食品を摂ることが必要ですね。

この順天堂大学大学院の白澤卓二教授の講座の准教授が、このブログに何回かご紹介している青木晃先生です。

青木晃先生は、講談社の会員制雑誌『HBR(ヘルス&ビューティ・レビュー)』2011年6月号の「ヘルス&ビューティの師がこだわる健美なお取り寄せ」のコーナーで「わじまの海塩」を以下のように紹介してくださいました。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-青木先生の記事

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「塩分過剰摂取と高血圧との関係を述べる際、正しくは、"精製塩"の過剰摂取が高血圧を惹起するというべき。

実際、古来の手法で作られる、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含む海水塩の場合、その組成比率が人間の体液に近く、体にもやさしいことがわかっている。

こちらのお塩は医学的な面のみならず、調理の面でも素材にすぐ馴染み非常にナチュラルなところが秀逸」
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ヘルシーでおいしいお塩を使って、長生きをするなら健康的に。

親や配偶者や子供の人生まで変えてしまわないように。イキイキと暮らしていきたいものですね。