「食べ物を消化して、小さい単位の栄養素にして吸収する」 by 管理栄養士・石川三知さん
昨日、ご紹介した「クロワッサン」(7月10日号・マガジンハウス)。「今頼るのは、食物の力」という特集。
この中に、「身体は食べ物で作られる、40代から必要な栄養素は?」という記事がありました。
「勝負食」(講談社)の著者・管理栄養士の石川三知さんへのインタビュー記事です。
気になる部分をピックアップして、引用・紹介します。
----
「年齢が上がるほど、消化吸収能力も落ちてきますし、実際に食べられる量も減っていきます。」
----
「人が生きていくためには、タンパク質を構成する20種類のアミノ酸が必要です。
私たちが自前で作り出せるのは、そのうちのほぼ半分の11種類。残りの9種類のアミノ酸は食事で摂るしかないんです。
でも、どうしてもタンパク質の摂取量が減ってきて、妙にあっさりとした食卓になってしまいます。それが一つの問題。
なぜなら、髪、皮膚、爪、筋肉、骨、内臓。細胞のひとつひとつを形作っているのは、他ならぬタンパク質なんですから」
----
「タンパク質は3大栄養素の中でも最も消化吸収に時間がかかる。血肉とするためには体力が必要だし、一度に吸収できる量にも限界がある。
タンパク質食品は、一度にたくさん食べず、1日3回の食事で欠かさず食べることがポイントです。
ブロック肉が重いというときには、挽き肉にすればいいし、肉や魚が食べれないときは大豆タンパク質で補給するという方法もあります。
調理法も油脂は控えめにして、高温加熱より蒸したり茹でたりするほうが消化に負担がかかりません。」
----
ということです。
そして、一番の注目ポイントは以下だと思いました。
----
食べ物を消化して、小さい単位の栄養素にして吸収する。
自分の身体の中でその栄養素を取り込み、細胞が栄養素を活用する力を信じて、食事でそれをアシストするつもりで。」
----
タンパク質が分解された小さい単位は、アミノ酸。そして、アミノ酸はうま味の成分。
発酵食品に注目が集まっているのは、酵素や微生物の働きで、食物の分解が進み、酵素を多く含むからですね。
よく噛んで食べなさいいというのは、唾液の中のアミラーゼという酵素で、炭水化物を糖に消化分解するからですね。でも、唾液の中のアミラーゼでは、タンパク質は分解されないんですよ。
タンパク質をアミノ酸に分解するのは、タンパク質分解酵素の働き。この酵素の働きを助けるのがビタミンやミネラルです。
ミネラルのうち、特に、マグネシウムは、タンパク質、脂質、炭水化物などの分解・代謝を助ける重要なミネラル成分です。
このマグネシウムは、肉中心の食事からでは不足しがち。海藻類、貝類、豆類などに多く含まれています。
そして、海水塩です。
ナトリウムとマグネシウムのバランスが身体の血液に近い「わじまの海塩」、マグネシウムの割合の多い「わじまの水塩」は、酵素やアミノ酸、発酵食品について気になっているあなたにぜひお試しになってみてほしい塩です。
どうしても、肉が好きで、肉料理が多くなってしまう、というご家庭にもぴったりですよ。
調理の際に、タンパク質を小さい単位のアミノ酸に分解してしまえば、体内の消化酵素を浪費しなくてすみます。それが本当の「塩」の役割なんだと思っています。
お使いになってみると、なぜ「わじまの海塩」が「おいしくて、ヘルシーな塩」と言われているのか、その意味がおわかりになると思います。
この中に、「身体は食べ物で作られる、40代から必要な栄養素は?」という記事がありました。
「勝負食」(講談社)の著者・管理栄養士の石川三知さんへのインタビュー記事です。
気になる部分をピックアップして、引用・紹介します。
----
「年齢が上がるほど、消化吸収能力も落ちてきますし、実際に食べられる量も減っていきます。」
----
「人が生きていくためには、タンパク質を構成する20種類のアミノ酸が必要です。
私たちが自前で作り出せるのは、そのうちのほぼ半分の11種類。残りの9種類のアミノ酸は食事で摂るしかないんです。
でも、どうしてもタンパク質の摂取量が減ってきて、妙にあっさりとした食卓になってしまいます。それが一つの問題。
なぜなら、髪、皮膚、爪、筋肉、骨、内臓。細胞のひとつひとつを形作っているのは、他ならぬタンパク質なんですから」
----
「タンパク質は3大栄養素の中でも最も消化吸収に時間がかかる。血肉とするためには体力が必要だし、一度に吸収できる量にも限界がある。
タンパク質食品は、一度にたくさん食べず、1日3回の食事で欠かさず食べることがポイントです。
ブロック肉が重いというときには、挽き肉にすればいいし、肉や魚が食べれないときは大豆タンパク質で補給するという方法もあります。
調理法も油脂は控えめにして、高温加熱より蒸したり茹でたりするほうが消化に負担がかかりません。」
----
ということです。
そして、一番の注目ポイントは以下だと思いました。
----
食べ物を消化して、小さい単位の栄養素にして吸収する。
自分の身体の中でその栄養素を取り込み、細胞が栄養素を活用する力を信じて、食事でそれをアシストするつもりで。」
----
タンパク質が分解された小さい単位は、アミノ酸。そして、アミノ酸はうま味の成分。
発酵食品に注目が集まっているのは、酵素や微生物の働きで、食物の分解が進み、酵素を多く含むからですね。
よく噛んで食べなさいいというのは、唾液の中のアミラーゼという酵素で、炭水化物を糖に消化分解するからですね。でも、唾液の中のアミラーゼでは、タンパク質は分解されないんですよ。
タンパク質をアミノ酸に分解するのは、タンパク質分解酵素の働き。この酵素の働きを助けるのがビタミンやミネラルです。
ミネラルのうち、特に、マグネシウムは、タンパク質、脂質、炭水化物などの分解・代謝を助ける重要なミネラル成分です。
このマグネシウムは、肉中心の食事からでは不足しがち。海藻類、貝類、豆類などに多く含まれています。
そして、海水塩です。
ナトリウムとマグネシウムのバランスが身体の血液に近い「わじまの海塩」、マグネシウムの割合の多い「わじまの水塩」は、酵素やアミノ酸、発酵食品について気になっているあなたにぜひお試しになってみてほしい塩です。
どうしても、肉が好きで、肉料理が多くなってしまう、というご家庭にもぴったりですよ。
調理の際に、タンパク質を小さい単位のアミノ酸に分解してしまえば、体内の消化酵素を浪費しなくてすみます。それが本当の「塩」の役割なんだと思っています。
お使いになってみると、なぜ「わじまの海塩」が「おいしくて、ヘルシーな塩」と言われているのか、その意味がおわかりになると思います。