ドキュメンタリー映画「天のしずく ~辰巳芳子・いのちのスープ~」ご協賛依頼のご案内 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

ドキュメンタリー映画「天のしずく ~辰巳芳子・いのちのスープ~」ご協賛依頼のご案内

この数日、辰巳芳子先生のことを書いてきましたが、5月30日に、辰巳先生が会長を務める「良い食材をつくる会」に私が参加した際 、配布資料の中に、辰巳芳子先生の「いのちのスープ」についてのドキュメンタリー映画を作るための協賛依頼のお知らせがありました。

その冒頭に、以下のような内容が記載されていました。

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飽食の宴から目覚め、今多くの人々は食の意義や重要さに目覚めてまいりました。

その中で随筆家で料理家 辰巳芳子の発言と実績は、多くの人々が共感し学ぼうとするかけがえのない価値を持っています。

辰巳芳子は現在86歳、その訴えを記録するチャンスは二度と訪れません。
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この言葉が胸に響きましたので、この映画の制作委員会から発行された、協賛金募集の趣意書を以下にご案内いたします。

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「ドキュメンタリー映画 天のしずく ~辰巳芳子・いのちのスープ~」ご協賛依頼

このたび、食と生命のつながり、その大切さを多くの方々と一緒に考える機会の一助とするために、料理研究家・辰巳芳子さんの縁につながる有志が集まり、映画「天のしずく ~辰巳芳子・いのちのスープ~」を製作する運びとなりましたので、ご案内いたします。

自然の恵みや伝統に培われた日本料理の美味しさ、美しさが世界中の称賛を受けている一方で、国内は食料自給率が40%前後、食品廃棄率が25%前後と、食を軽んずる傾向はますます強まっています。

日本の農業が、ビジネスとして成り立たず疲弊・衰退の一途をたどっているのは、こうした食を軽視する風潮と無縁ではありません。

グルメ情報の洪水の中、家庭の食卓は質的な貧しさが急激に進んでいるのではないか、という問題意識で、辰巳芳子さんが中心となって実施された食生活アンケートに、”朝食―無、昼食―サラダと菓子パンとコーヒー、夕食―ラーメン・ケーキ”という回答例がありました。

驚くことに、これは例外ではなく同様の傾向が実に多く見られます。

この現実をもたらした原因としては、農林水産省が示す、いわゆるわが国の食料自給率の低下や食品廃棄率の高さもあるかもしれませんが、本質は食に対する認識の欠如である、と辰巳芳子さんは言います。

生きるために「食する」とは、それが肉であれ魚であれ、米や野菜や水であれ、数日、数時間前には他者の命の一部であったものであり、それを屠り、犠牲にして、自らの命をつなぐということ。

それに気づいて初めて、命の大切さと大いなる自然への畏れと賛歌の気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。

このことを伝えるために、これまで辰巳芳子さんは多くの著書の出版をはじめ、「大豆100粒運動を支える会」や「良い食材を伝える会」などを中心として活動してきました。

このたび、この精神と活動に賛同した有志が集まり映画製作委員会を立ち上げたところ、辰巳芳子さんも快く賛同していただきました。

本映画が多くの方々に届き、有意義なものとなりますよう、日本の食に多大なご貢献をなさっており、食への深い知見をお持ちの方々にご理解とご支援を賜りたく、ご協賛をお願い申し上げます。

今後の予定としましては、2012年春完成、順次全国の単館シアターや自主上映会にて公開してまいります。

映画上映と併行して、講演会、試食会なども開催しながら、コミュニケーションの輪を広げていきたいと考えております。

皆様の格別なご高配のほど宜しくお願い申し上げます。

平成23年5月 天のしずく製作委員会 委員長 中島榮一郎
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製作:天のしずく製作委員会
上映:2012年春公開予定
委員長: 中島榮一郎(歯科技師)
制作:NHKエデュケーショナル・グループ現代
プロデューサー: 小泉修吉(グループ現代 代表取締役会長)
脚本・監督: 河邑厚徳(NHKエデュケーショナル)
出演・監修: 辰巳芳子

協賛募集要項:

個人協賛 一口3000円~
法人協賛 一口10万円~

協賛金の受付を事前の予告なく締め切ることがございます。
映画のストーリーには関与できません。
協賛者様の商品やサービスを本編内に登場させることはできません。
決算報告は行ないませんこと、予めご了承ください。

お問い合わせ:

天のしずく製作委員会事務局
住所 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-11-13 トラスト新宿ビル3F 株式会社環境テレビトラスト内
電話 03-3352-0680
FAX 03-3341-2874

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※辰巳芳子先生のスープの会の入会を待っているような方々にとっても、貴重なドキュメンタリー映画になるのではないかと思います。