市民講座「原発事故後の放射線と私たちの生活」のお知らせ
4月20日に、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」が、9名の母乳を調査したところ、茨城県と千葉県に住む4名から放射性物質が検出されたと発表されました。
厚労省母子保健課では「母乳について平常時のデータはないが、今回の検出はごく微量なので、授乳を続けても問題ない」とコメントしていました。
5月18日には、新たに1都5県の40人を調べ、福島、茨城、東京各都県在住の5人から母乳1キロ当たり最大8ベクレルの放射性セシウム137が検出されたという発表がありました。
とても重たい問題だと思います。自分にもし乳児がいたらどうしたろうと考えると苦しくなってしまいます。
2010年9月7日に「リストランテ・ヒロ 丸ビル店」で、「アンチエイジング」をテーマにしたディナーイベント がありましたが、そのときのゲストだった抗加齢医学ご専門の横浜クリニック院長・青木晃先生は、アメブロを書かれています。
その4月21日のブログの中 では、前日の20日の発表を受けて、「赤ちゃんが母乳によって受けるであろう内部被曝線量を具体的に計算したところ、看過できない量になる」と書かれています。
(算出式は、青木先生のこちらのブログをご覧ください → ★ )
青木先生は、元々自衛隊医官として防衛庁(現防衛省)に勤務し、医官として、NBC(Nuclear 、Biological 、Chemical:核・生物・化学)兵器についての教育・訓練も受け、地下鉄サリン事件の時は、聖路加国際病院において第一線に立ち、サリンなど神経剤による中毒であることを第一に診断し、初期治療にあたった経験もあるという方です。
青木先生は、別の日のブログ の中で、抗加齢医学(アンチエイジング)のドクターが、なぜ放射線被ばくについて語るのかという点について次のように書かれていました。
---
健康長寿を阻む因子はいくつかありますが、現代文明社会における大気汚染、水質汚染、土壌汚染などの環境汚染は、長期にわたって私たちの体にじわじわと悪影響を与え続け、病的老化や加齢促進に関与していることがわかってきています。
実際、抗加齢医学では体内に蓄積する様々な毒素(水銀、ヒ素、鉛などの有害重金属など)を除去排泄するデトックス(解毒)というプログラムがあります。
これまでは、タバコ、紫外線、過度の飲酒、添加物まみれの食品、農薬・化学肥料を多く使った野菜・果物などがエイジングを加速させる主なものでしたが、今回これらに人工放射線被ばくが新たに加わったわけです。
ある程度以上の放射線被ばくは細胞の病的老化を促進させることがわかっています。
今まで、我々は、酸化した脂質が体に悪いとか、マグロには水銀が多く含まれているから摂り過ぎに注意しようとか、中国産の野菜は農薬まみれだから買わないようにしようとか言ってきました。
今回、もっと性質の悪い放射性物質が現れてしまったのです。
これによるエイジングの加速を食い止めるのも抗加齢医学のミッションです。
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その青木晃先生が常任理事をなさっている「日本健康医療学会」では、今回の東日本大震災後の様々な健康障害をいかに防ぎ、国民の健康を守るのかということに取り組むために、“巨大災害健康対策委員会”を設置し、その委員長に、青木先生が就任されたそうです。
その委員会における最初の重要なミッションは、放射線に関する正しい知識の啓蒙ということで、色々な放射線被曝に関する情報…何が本当で、何がでたらめなのかをきちんと情報発信していくということだそうです。
まずは、6月19日(日)に、東京渋谷の青山学院の講堂で市民公開講座が開かれるということ。
特に、妊婦さんや小さいお子さんを持つお母さん、これから赤ちゃんを産む若い女性方には是非、聞いていただきたい、ということですので、ご案内します。
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●市民公開講座のお知らせ
東日本大震災における福島第一原発事故後、放射線による様々な影響が危惧されております。
中でも私たちの健康に対してどのような影響があるのか、子供たちを被ばくからどう守るかなど諸説まちまちであり、政府や東電からの情報も曖昧で不確実なことが多く何を信じて良いのかわからない方が多いのが現状でもあります。
そこで今回、これらの問題を少しでも分かりやすくお伝えするために、一般市民の皆様を対象とした講演会を開催することに致しました。
皆様お誘いあわせの上、お気軽にご参加頂きたくご案内申し上げます。
メインテーマ: 原発事故後の放射線と私たちの生活
講演1 テーマ:原発事故後から報道されている放射線について
講師:日本原燃㈱ 放射線管理部長 医学博士 田邉裕 先生
講演2 テーマ:放射線被ばくによる健康への影響と対策
講師:防衛医科大学校免疫・微生物学講座 准教授 木下学 先生
講演3 テーマ:放射性物質は語る~食物から水まで、日常生活と放射線との関わり~
講師:広島大学名誉教授 広島大学原爆放射線医科学研究所 渡邊敦光 先生
◎パネルディスカッション
テーマ:放射線と健康について
3人の演者の先生方に加え、東京医科大学放射線医学講座 主任教授徳植公一先生(放射線の基礎的なお話をしていただきます)、元旧ソ連大使館一等書記官で現在は在日ロシア企業家交流会議 理事長のユーリ・ブラフ氏(チェルノブイリ原発事故についてお話ししていただきます)のお二人も交えてのパネルディスカッションとなります。
フロアの皆様方からの質問などにもお答えいただく時間を設けます。
日時:H23年6月19日(日)13時~17時
参加費:1,000円
場所:青山学院大学講堂(940号室)
東京都渋谷区渋谷4-4-25
主催:日本健康医療学会(理事長 佐藤元彦)
共催:国際統合医学会、日本成人矯正歯科学会、日本アンチエイジング歯科学会、日本歯科全身咬合学会、(財)日本健康文化振興会
・本講演会の余剰金はすべて被災地への支援金として寄付されます。
連絡先:日本健康医療学会 巨大災害健康対策委員会
住所 :東京都渋谷区渋谷3-18-5-6F
TEL :03-3498-1155
厚労省母子保健課では「母乳について平常時のデータはないが、今回の検出はごく微量なので、授乳を続けても問題ない」とコメントしていました。
5月18日には、新たに1都5県の40人を調べ、福島、茨城、東京各都県在住の5人から母乳1キロ当たり最大8ベクレルの放射性セシウム137が検出されたという発表がありました。
とても重たい問題だと思います。自分にもし乳児がいたらどうしたろうと考えると苦しくなってしまいます。
2010年9月7日に「リストランテ・ヒロ 丸ビル店」で、「アンチエイジング」をテーマにしたディナーイベント がありましたが、そのときのゲストだった抗加齢医学ご専門の横浜クリニック院長・青木晃先生は、アメブロを書かれています。
その4月21日のブログの中 では、前日の20日の発表を受けて、「赤ちゃんが母乳によって受けるであろう内部被曝線量を具体的に計算したところ、看過できない量になる」と書かれています。
(算出式は、青木先生のこちらのブログをご覧ください → ★ )
青木先生は、元々自衛隊医官として防衛庁(現防衛省)に勤務し、医官として、NBC(Nuclear 、Biological 、Chemical:核・生物・化学)兵器についての教育・訓練も受け、地下鉄サリン事件の時は、聖路加国際病院において第一線に立ち、サリンなど神経剤による中毒であることを第一に診断し、初期治療にあたった経験もあるという方です。
青木先生は、別の日のブログ の中で、抗加齢医学(アンチエイジング)のドクターが、なぜ放射線被ばくについて語るのかという点について次のように書かれていました。
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健康長寿を阻む因子はいくつかありますが、現代文明社会における大気汚染、水質汚染、土壌汚染などの環境汚染は、長期にわたって私たちの体にじわじわと悪影響を与え続け、病的老化や加齢促進に関与していることがわかってきています。
実際、抗加齢医学では体内に蓄積する様々な毒素(水銀、ヒ素、鉛などの有害重金属など)を除去排泄するデトックス(解毒)というプログラムがあります。
これまでは、タバコ、紫外線、過度の飲酒、添加物まみれの食品、農薬・化学肥料を多く使った野菜・果物などがエイジングを加速させる主なものでしたが、今回これらに人工放射線被ばくが新たに加わったわけです。
ある程度以上の放射線被ばくは細胞の病的老化を促進させることがわかっています。
今まで、我々は、酸化した脂質が体に悪いとか、マグロには水銀が多く含まれているから摂り過ぎに注意しようとか、中国産の野菜は農薬まみれだから買わないようにしようとか言ってきました。
今回、もっと性質の悪い放射性物質が現れてしまったのです。
これによるエイジングの加速を食い止めるのも抗加齢医学のミッションです。
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その青木晃先生が常任理事をなさっている「日本健康医療学会」では、今回の東日本大震災後の様々な健康障害をいかに防ぎ、国民の健康を守るのかということに取り組むために、“巨大災害健康対策委員会”を設置し、その委員長に、青木先生が就任されたそうです。
その委員会における最初の重要なミッションは、放射線に関する正しい知識の啓蒙ということで、色々な放射線被曝に関する情報…何が本当で、何がでたらめなのかをきちんと情報発信していくということだそうです。
まずは、6月19日(日)に、東京渋谷の青山学院の講堂で市民公開講座が開かれるということ。
特に、妊婦さんや小さいお子さんを持つお母さん、これから赤ちゃんを産む若い女性方には是非、聞いていただきたい、ということですので、ご案内します。
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●市民公開講座のお知らせ
東日本大震災における福島第一原発事故後、放射線による様々な影響が危惧されております。
中でも私たちの健康に対してどのような影響があるのか、子供たちを被ばくからどう守るかなど諸説まちまちであり、政府や東電からの情報も曖昧で不確実なことが多く何を信じて良いのかわからない方が多いのが現状でもあります。
そこで今回、これらの問題を少しでも分かりやすくお伝えするために、一般市民の皆様を対象とした講演会を開催することに致しました。
皆様お誘いあわせの上、お気軽にご参加頂きたくご案内申し上げます。
メインテーマ: 原発事故後の放射線と私たちの生活
講演1 テーマ:原発事故後から報道されている放射線について
講師:日本原燃㈱ 放射線管理部長 医学博士 田邉裕 先生
講演2 テーマ:放射線被ばくによる健康への影響と対策
講師:防衛医科大学校免疫・微生物学講座 准教授 木下学 先生
講演3 テーマ:放射性物質は語る~食物から水まで、日常生活と放射線との関わり~
講師:広島大学名誉教授 広島大学原爆放射線医科学研究所 渡邊敦光 先生
◎パネルディスカッション
テーマ:放射線と健康について
3人の演者の先生方に加え、東京医科大学放射線医学講座 主任教授徳植公一先生(放射線の基礎的なお話をしていただきます)、元旧ソ連大使館一等書記官で現在は在日ロシア企業家交流会議 理事長のユーリ・ブラフ氏(チェルノブイリ原発事故についてお話ししていただきます)のお二人も交えてのパネルディスカッションとなります。
フロアの皆様方からの質問などにもお答えいただく時間を設けます。
日時:H23年6月19日(日)13時~17時
参加費:1,000円
場所:青山学院大学講堂(940号室)
東京都渋谷区渋谷4-4-25
主催:日本健康医療学会(理事長 佐藤元彦)
共催:国際統合医学会、日本成人矯正歯科学会、日本アンチエイジング歯科学会、日本歯科全身咬合学会、(財)日本健康文化振興会
・本講演会の余剰金はすべて被災地への支援金として寄付されます。
連絡先:日本健康医療学会 巨大災害健康対策委員会
住所 :東京都渋谷区渋谷3-18-5-6F
TEL :03-3498-1155