塩は、体内の有害物質を解毒する | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

塩は、体内の有害物質を解毒する

昨日 は、石原結實先生『空腹療法(セラピー)』(KKロングセラーズ・2011年3月発行)の「塩分に関する最近の知見」という章から、塩の効能を紹介しました。

今日は、その塩の働きの一つ、「体内の有害物質を解毒する」ということについて、取り上げます。

よく、サウナの効用や入浴剤のバスソルトの効用として、「解毒」が言われますね。汗をかくことは、解毒につながります。

『正食と人体』(1997年・致知出版社・一倉定著)という文献の中から、塩の解毒についての章を抜粋・引用してご紹介します。

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人体における有毒物質には自己の新陳代謝の過程で発生した老廃物、運動の過程で発生した酸性物、老廃物や農薬を含んだ肉類の摂取、自然及び人口的に作り出された毒物の摂取が上げられる。

これ等の有毒物質は大部分が酸性であり、酸性が強いほど毒性がつよく、塩やカルシウムのアルカリ性と中和して体外に排泄する。

これ等の解毒は主に肝臓と腎臓が担っていますが、肝臓や腎臓が正常に機能するには塩分が所定の濃度でなければ機能障害を起こします。

それ以外に各細胞には、これらの有毒物質は全部血液中に排泄されないで細胞内に微少ながら残留することになります。

塩分はその浸透圧を利用してこれ等の有害物質を汗という形で塩や他のミネラルとともに体外に排泄します。

運動して汗をかくということは、運動によって発生した余分な熱と有毒物質を直ちに体外に排泄する必要があるからです。

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40度未満の体温程度の低温で結晶させている「わじまの海塩」は、塩素とナトリウムやマグネシウムの結合がゆるやかで、イオンの状態に戻りやすいため、排出されやすい特長を持っています。

石原結實先生も、サナトリウムでのご講演の中で、「放射能は浴びても体内に取り込まれても、排泄出来る身体であれば心配ない」とおっしゃっていたそうです。

摂り込んでしまった有害な物質を体内に残留させないで、排泄させること。今、とても大事なことだと思います。