カルシウムとマグネシウムの比率が2対1…ミネラルバランスの目安 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

カルシウムとマグネシウムの比率が2対1…ミネラルバランスの目安

新谷弘実先生の「水と塩を変えると病気にならない」(マガジンハウス・2011年3月10日発行)の内容をご紹介しています。

昨日は、「ミネラルバランスが大事なのはなぜ? 」を紹介しましたが、今日は、水についての章に、ミネラルバランスのことが書かれていましたので、そちらを抜粋して引用いたします。

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いまの日本人は慢性的なミネラル欠乏症に陥っていますから、少々飲みにくくても硬水のほうがいいと考える人もいるかもしれません。しかし、必ずしもそうとは言えないのです。

ミネラルの摂取で大事なのは量ではなく、カルシウムとマグネシウムのバランスだからです。

つまり、いくら硬度が高くてもカルシウムの含有量ばかりが多いと、体内のミネラルバランスが崩れてしまい、様々な体調不良を引き起こす原因となります。

一般的に目安として考えられるのは、「カルシウム:マグネシウム=2:1」という割合です。

硬水のなかにはカルシウムの比率が突出しているものも少なくないので、飲み過ぎに注意したほうがいいでしょう。

こうした現状を踏まえると、比較的ミネラルバランスが安定した日本の水(軟水)を一日の水分補給の基本にしつつ、自分の体質や体調と相談しながらヨーロッパの水(硬水)を取り入れるのがベターと言えます。

ここでお伝えしたミネラルバランスの問題については、日々のコンディションを整えるうえでとても大事な問題です。

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上記については、水の話題でしたが、ミネラルバランスについては、塩でも同様のことがいえると思います。

塩については、マグネシウムがほとんど含まれないもの、あるいは、水と逆で、マグネシウムが含まれている場合にはカルシウムよりマグネシウムの比率が高いものが多いんです。

「わじまの海塩」は、カルシウムとマグネシウムの比率が2:1。

北海道や沖縄の長寿村の湧き水も同様の比率だと報告されています。

この点については、「わじまの海塩」は、世界最高峰の塩といわれるフランスのゲランドのフルール・ド・セルよりもまさっています。