代謝の異常は塩化ナトリウムの塩が引き起こしているのではないか | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

代謝の異常は塩化ナトリウムの塩が引き起こしているのではないか

ここ10日以上、ずっと石原結實先生の著書の紹介をしてきました。


心身の不調や病気は、代謝の異常から来ている、つまり、冷えと食べ過ぎが原因ということで、それを解決するのが石原メソッドです。


その石原理論について「塩」に関するものを中心に、いくつか紹介してきましたが、結局のところ、やっぱり問題は精製塩にあるんじゃないか?というのが私の考えです。


代謝とは、簡単に言えば、食べるもの、食べたものを消化・分解し、吸収した後に排出すること。


図式すれば、以下のようになります。


身体の外(食べ物+調理):
  ミネラル⇒植物酵素(自己消化酵素)⇒消化分解


身体の中:
  ミネラル⇒消化酵素・代謝酵素⇒分解・排出


食べ物を分解する食物酵素や消化酵素、そして体内の新陳代謝のために働く代謝酵素は、ミネラルのうちでも、「マグネシウム」がないと働かないわけです。

特に、タンパク質の分解には、ミネラルのうちでも、マグネシウムが重要です。


マグネシウムを多く含む食材は、青のりや海藻や豆や玄米や牡蠣など。現代の一般的な食生活では、もはや毎日摂ることが難しいものです。


そして、消化のときには、心身をリラックスさせる副交感神経が働く必要があるわけですが、その副交感神経を活性化するのもマグネシウムやカルシウム。

ナトリウムは、興奮させる交感神経を働かせてしまうのです。


そして、化学調味料も医薬品も、胃腸での消化や肝臓での解毒に負担がかかるもの。


塩なんて摂っていないつもりでも、味噌、醤油、パン、うどんに塩は入っているし、インスタントラーメン、レトルト食品、スナック菓子、お惣菜など、塩が入っていないようなものはほとんどないわけで・・・。


日本では1972年から2002年までの30年間、その塩が塩化ナトリウムだけの塩になり、それが日本人の代謝の異常を引き起こしてきた、と言っても過言ではないように思います。


精製塩、化学調味料、医薬品・・・、広告費で成り立っているテレビや新聞や雑誌ではけっして批判されないものたち・・・こんな巨大なものを敵に回して(?)、革命を起こそうと戦う私は、アマゾネスか、はたまた、ドンキホーテのようだなと自分で思います(笑)。


でも、チュニジアやエジプトで、インターネットで市民から革命が起きているのを、リアルタイムで目のあたりにして、この革命も不可能ではないかな、と思う今日このごろです。がんばります。