石原結實先生の理論の概要
昨日は、石原結實先生の保養所で断食体験 をして、先生の講演を聞いてきたことを紹介しました。
石原結實先生の理論は、簡単に書くと、
「食べ過ぎ」+「冷え(体温が低下している)」⇒「ほとんどの病気」
だから
「食べない」+「体温を上げる」⇒「ほとんどの病気が治る」
というものです。
50年ほど前まで、日本人の平均的な体温は、大人で約36.8℃、子供で約37℃とされていたそうです。
いまでも広く使われている医学事典には、「腋窩(わきの下)で測った日本人の平均体温は、36.89℃±0.34℃」と書いてあり、つまり、低くても36.5℃、高ければ37.2℃くらいが本来の平熱だったそうです。
しかし、この数字は、いまでは実情にはまったくそぐわなくなったもの。
石原先生の日常の診察でも、患者さんの体温は、高い人でも36.2~36.3℃、ほとんどの人が35℃台で、最近では34℃台の人まで現れているそうです。
日本人に限らず、人類の平均体温は36.5℃とされていますが、それを超える人は、もはやめずらしくなり、もちろん、個人差はあるものの、平均すれば、日本人の体温は、この50年でおおむね1℃下がったと見られているそうです。
このことが、肥満の増加やいわゆるメタボリックシンドロームの増加、はてはガンの増加にまで、深く影響しているそうです。
この、日本人の体温が低下している原因について、石原結實先生は、以下の9点をあげています。
・運動不足
・塩分の控えすぎ
・水分のとりすぎ
・食べ過ぎ
・体を冷やす食品のとりすぎ
・ストレス
・化学物質のとりすぎ
・シャワーですませる入浴週間
・夏の冷房
そして、体温を上げるアイテムとして以下の2つを上げています。
・しょうが紅茶
・もも上げツイスト
さらに、体温をあげる7大ポイントとして、以下を上げています。
・1食抜きでちょうどいい(腹12分目―四分目=八分目)
・ニンジンリンゴジュース
・適度な塩分で体温アップ
・腹巻きのすすめ
・シャワーでなく入浴を
・「硬い」「黒い」「赤い」食品をよく噛んで
・「心の熱」を持つ
次回は、このうち、「塩」に関係することをご紹介しますね。