三國清三シェフの「キンメダイの和風オレンジポトフ」のレシピ | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

三國清三シェフの「キンメダイの和風オレンジポトフ」のレシピ

昨日もお伝えした 、2010年11月20日(土)21日(日)に開催された、東日本料理学校協会主催の「全国料理学校協会 教員資格認定研修会」。


フランス料理の講師は、「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフの三國清三先生。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-三國清三シェフの実技


2010年10月に発売されたばかりの『三國清三の「おうちでフレンチ」』(小学館)という本の中から、3つの料理の実技をなさいました。



輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-三國清三のおうちでフレンチ



家庭で簡単にできるフレンチが50メニュー紹介されているそうです。


今日は、この中から、「キンメダイの和風オレンジポトフ」のレシピをお伝えしちゃいましょう。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-レシピと塩


写真に写っているガラス皿の中は、実技中に、三國清三シェフが、「僕が使っている塩」とおっしゃって、味見用に会場に回してくれたお塩「わじまの海塩」です。


材料:4人分


キンメダイ 75g×4切れ
大根 80g
人参 50g
かぶ 100g
かぶの茎 3~4本
ブロッコリー 100g
カリフラワー 100g
オレンジ 2個
うま味だし汁 500ml
塩(わじまの海塩)、胡椒 各適量

※うま味だし汁は、水600ml、昆布30g、かつお節35gが目安。


作り方:


1. 大根、人参は5mm厚さのイチョウ切りにする。


2.かぶは櫛形に切り、茎は5cm長さに切る。


3.ブロッコリー、カリフラワーは一口大に切る。


4.①②③の野菜は下茹でしておく。


5. オレンジ1個は皮を剥いて8個の櫛切りにし、残りの1個はジュースに絞る。皮1/2個分は薄くそいでせん切りにする。


6.キンメダイは、加熱した時に皮がはがれないように表面に3~4本切れ目を入れ、両面に軽く塩、胡椒をふる。


7.鍋にうま味だし汁を入れ、沸騰直前まで温めてから生オレンジジュースを加えて温め、沸騰直前に⑥のキンメダイを入れ、アクを取りながら、弱火で煮る。


8.キンメダイが半分煮えたら③の野菜を加え、塩、胡椒各少々で味をととのえ、弱火で味を含ませる。


9. 火を止めてから櫛切りのオレンジを入れて温める。


10. スープ皿に野菜を盛り、中央にキンメダイをのせ、煮汁を注ぎ、櫛切りオレンジとオレンジの皮のせん切りをあしらう。



できあがり。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-キンメダイの和風オレンジポトフ
                                     (写真・豆豆社・松木直也)


(この写真は、取材にきていた「三國清三公式Webマガジン MIKUNI GOGOGO 」の運営をしている豆豆社・松木直也さんからメールで送っていただいたものです。)


色合いがきれいですね。


アシスタントに借り出された方がスープを味見して「んん、おいしい」とおっしゃっていました。


残念ながら、私はこのお料理のできあがりの味見をしていません。だし汁に、生オレンジジュースの融合がどうなるのか、それに、魚や野菜からもダシが出てどんな味になるのでしょう?簡単そうなので、後日、作ってみたいと思います。


なお、三國清三シェフより、たいていのスープは肉や魚の骨からダシをとるように、肉や魚には骨と脂に「うま味」があるので、骨付きで料理しないと、本当のうま味は出ないんですよ、ということでした。


また、塩を振ると、魚の表面から水が出ますが、それと同時に、魚の芯のうま味も一緒に引き出すので、その「うま味」が引き出されたタイミングで焼くとおいしい、ということでした。