「わじまの海塩」アメリカのCIAへ | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

「わじまの海塩」アメリカのCIAへ

アメリカのCIAといっても、あの「CIA」ではありません。


アメリカに、世界一の料理大学といわれる CIA大学(The Culinary Institute of America )という大学があります。料理と菓子の学士号が取得できる4年生大学です。


この大学では、13年前から「Worlds of Flavor」という国際会議を主催しています。世界のキュイジーヌを取り上げる、アメリカで最も影響力のあるプロ向けの祭典と言われているそうです。


毎年700名の来場者があり、リーディングシェフ、レストランオーナー、フードサービス企業のエグゼクティブ、バイヤー、ジャーナリストが参加しているということです。


この2010年11月4日~6日、カリフォルニアのCIA大学ナパ校で、「Worlds of Flavor」が開かれます。


今年のテーマは、日本。「Japan: Flavors of Culture」をテーマに、世界から700名ほどの参加者が集まるそうです。


日本からは、古典からモダンまで業界屈指の料理人65名が選抜され、“チーム・オブ・ジャパン”として3日間に渡り、世界中のプロの料理人に向けて「日本食の何たるか」をデモンストレーションすることになっているということです。


「服部栄養専門学校」の服部幸應先生、「オテル・ドゥ・ミクニ」三國清三シェフ、「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフ、「菊乃井」村田さん、「京都吉兆」徳岡さんなどがメンバのようですよ。


このイベントに、小学館「美味サライ」が日本の食材を紹介するブースを出店するそうです。


世界の料理界は日本食ブームとはいっても、流通しているのはマスプロダクトの食材ばかり。日本の良心的な質の高い最高の食材を世界のトップシェフに味わってもらいたいから、というのがその動機ということです。


そ・し・て、な・ん・と、7月に、輪島や舳倉島の製塩所に取材に来て、「この塩は世界レベル」と評価してくださった「美味サライ」の編集長様の推薦で、「わじまの海塩」もこの「美味サライ」のブースで紹介していただくことになったんです!!


ご縁、ご縁ですね。ほんとうに、ご縁に恵まれています。ありがたいことです。


「美味サライ」のブースというのは、去年11月に開かれたスペインのサンセバスチャンで開かれた「世界料理学会」についで2度目。このときの様子は、「美味サライ 2010年夏号」(小学館)に掲載されています。


そのときには、白扇酒造のみりん、かめびしの醤油、湯浅醤油の生一本黒豆醤、みふく庵のゆず胡椒、大久保醸造点の味噌、九重雑賀の酢、飯尾醸造の酢、山口ごま本舗の胡麻油、竹本油脂の胡麻油、等々が紹介されたそうです。


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服部幸應先生などが、このブースに、世界ナンバー1シェフと言われるフェラン・アドリア氏、三ツ星のマルティン・ベラサテギ氏、スペイン料理の父といわれるアルサック氏、パリの「アストランス」のパスカル・ガルボ氏などを連れてきてくださって、奥田政行シェフが腕をふるった日本の調味料を使った料理を味わっていただいたそうです。


今回のイベントではどんな方がいらっしゃるでしょう。私は日本で留守番なのですが、「わじまの海塩」と「わじまの水塩」はすでに旅立ちました。どんなふうに評価されるかワクワク、ドキドキです。