「Amazon Kindle3」と、「ライフ」と「グリーン」のイノベーション | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

「Amazon Kindle3」と、「ライフ」と「グリーン」のイノベーション

先日、アメリカの研究所へ出向している元・同僚Uさんが一時帰国したことをきっかけに、前職の会社の研究所メンバの集まりがありました。


Uさん、日本未発売で、8月末からアメリカで販売を開始された「Amazon Kindle3」を持っていましたよ。「Amazon Kindle3」というのは、アマゾン社が製造・販売する電子ブックリーダーのことです。


傷がつかないようカバーがつけられていました。一見すると、手帳のような感じです。薄いです。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-アマゾンキンドルのカバー


開くとこんな感じです。隣にあるのは大きさの比較のために、焼酎瓶のフタです(笑)。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-アマゾンキンドル3の画面


文庫本より大きいけれど、単行本よりは小さいというサイズ。

文字は、こんなふうにうつります。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-アマゾンキンドル3の文字


文字の大きさは変更できるようになっています。


液晶の画面ではなく、目にやさしい感じがしました。水平にしても文字がちゃんと読めます。


日本語フォントも内蔵されていて、日本語PDFの表示もできますが、まだ日本語の書籍は発売されていません。


そこにいたメンバー全員、ipodやipadのように画面を指で触って、ページ送りを試みましたが、画面を触っても何も起きません。右についているボタンを押すことでページ送りになります。


検索やメモのために下に小さなキーボードがついています。


車社会、ラジオ社会のアメリカらしく、音声読み上げ機能がついていました。その自動合成された音声がロボット音声のようではなく、とても自然で、英語のラジオ教室のナレーターが話しているように聞こえました。


日本で電子ブックが定着するかどうかは疑問視されていますが、この画面の見やすさであれば、普及するかもしれないな~と思いました。


すでに、アマゾン書店の約400.000冊、100紙以上の新聞、39冊の雑誌を有料でダウンロードできるようになっているそうですが、日本の出版社は、電子ブック化に早々と乗るか、抵抗するか、見守るか・・・。未来を見据えた見極めが求められていますね。


また、話は変わりますが・・・・。


その会に参加していた、システム情報科学系の大学教授・I先生によると、文部科学省の補正予算で、今年、45歳以下の研究者300人に、4年間で1人総額2億円の研究費が助成されるという公募があったということでした。現在、募集は終わり、審査中ということ。


その研究テーマは、「ライフ」と「グリーン」のイノベーション(改革・革命)ということだそうです。


ライフというのは、生命。生命機能や疾患原因の解明等、健康社会の実現を目的としたもの。
グリーンというのは、環境・資源・エネルギー・食料分野などですね。


大手企業では、最近は、「医療」と「環境」がキーワードとして挙げられているようですが、弊社・「株式会社美味と健康」も、10年後、20年後を見据えた、このグリーンとライフというテーマに乗っかっている未来企業だなあ、と自負してしまいました。


「わじまの海塩」の製塩法、二酸化炭素を排出せずに、海水から食料資源を得るという技術。これは、たぶん、10年後ぐらいに評価される技術になるのではないでしょうか。


そして、なりより、健康社会に貢献できる企業でいられるということは、うれしいことですね。


今は零細企業ですが、未来を見据えて頑張っていきたいと思います。



独立行政法人日本学術振興会 「最先端・次世代研究課題支援プログラム」について:
http://www.jsps.go.jp/j-jisedai/index.html