「料理王国 2010年11月号」に「わじまの海塩」が紹介されました
9月に輪島で「料理王国」様の取材があったという ブログ記事を書きましたが、本日10月6日、「料理王国2010年11月号」(アビーハウス発行)が発売されました。
「漲る(みなぎる)!地方食材」というシリーズのコーナーで、今回は「塩」、石川県輪島市・㈱美味と健康ということで紹介されました。
株式会社美味と健康の輪島製塩所の写真です。結晶した塩を集めている中道さんの顔も出ています。
海水の上からライトをあてて低温で結晶させている製法についても、丁寧に書いてくださいました。
輪島事業部長・中道肇のインタビューの言葉の中に、「ライトを照射し、低温でおだやかに結晶化させるこの低温結晶法は、より塩田に近く、環境に優しい製法だと思います」と書かれています。
なぜ、この製法が環境に優しい製法なのかというと・・・。その理由は・・・。
釜で炊くという行為をしていないので、森林の薪を伐採して燃やすこともなく、産業廃棄物を燃やしてダイオキシンを発生させることもなく、石油を使うこともなく、二酸化炭素を排出しない、21世紀に合う製法だからです。
能登・輪島で生まれ、能登・輪島の海や山で育ってきた輪島の塩士・中道肇。商売や観光の発展とひきかえに、能登の環境破壊に加担することだけはしたくない、という強い想いがそこにはあります。
さて、お料理に使うとどうかという点で、雑誌の記事を少し引用します。
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塩は、熱を加えるほど結晶体の結びつきが固くなり、溶けにくくなる。しかし、低温で結晶させたわじまの海塩は、結晶の粒が大きくても溶けやすく、魚介類はもちろん、肉や野菜などにもなじみやすい。
さらに、塩辛いだけでなく、ミネラルが豊富で甘みを含むことも特徴だ。これまでの塩の製法の概念を覆した、新しい輪島産の塩の実力を、ぜひ料理で試したい。
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ということで、記事の中で試していただいたのが能登の「民宿 ふらっと」のご主人のベンジャミン・マックスウェル・フラットさん。
メバルのグリルのトマトソースかけが紹介されました。
内臓を取り除いたメバルに「わじまの海塩」をふり、フライパンにオリーブオイルで表面の皮を焼いてから、ガーリックバターをのせて、オーブンで焼いたもの。
さらに、フライパンに残った汁に、生のミニトマト、ドライトマト、「わじまの海塩」を加えて、ソースにしたものです。
これがまた本当においしかったわけです。
詳しくは、「料理王国」11月号を見てください!