NHK「あさイチ」出演・石川県輪島市が生んだ男・中道肇が生んだ水塩(みずしお)
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本日、16日(木)8:15~9:54、NHK「あさイチ」の「旬旅」コーナーに、石川県輪島市が取り上げられ、輪島で「水塩」を開発した中道肇(なかみち はじめ・株式会社美味と健康 輪島事業部長)が出演しました。
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「水塩(みずしお)」ってご存知ですか?
もともと関東の懐石料理では、「水塩」を作る文化があったそうです。
精製塩が出回る以前は、粗塩を湯で煮詰め、卵の殻と白身と一緒に煮出して、アクを取ったものを水塩(みずしお)として、煮物に使ったりしていたそうです。
液体なので、素材に均等に浸透しやすいということで、使われていたようです。
でも、輪島で作られている「わじまの水塩(みずしお)」は、塩を溶かした塩水ではないんですよ。
海水を濃縮して塩に結晶する手前で止めたものなんです。
海水の上からランプを当てて、体温程度の低温で蒸発させていくと、最初に苦味やエグ味の元となる化合物が析出します。
これをすっかり取り除くと、透明になっていきます。
海水は塩分濃度約3%ですが、水分が蒸発していき27%まで濃縮されると塩の結晶が出てきます。
「わじまの水塩」は、濃縮を塩分濃度25%で止めています。
ナトリウムやマグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルがイオンのまま存在しています。
ミネラルが化合物となったものを水に溶かした水塩と、はじめからミネラルがイオンの状態の水塩とでは、素材への浸透力も、働きもまったく違ってくるんです。
実は、このような水塩を作るのは、簡単そうで、簡単なことではありません。
わずか2%ですから、蓋をあけて水分が蒸発してしまったりすると、液体の中に結晶ができてしまうんです。
じゃあ10%台で止めておけば、ということになりますが、そうなると、海水中の鉱物(ミネラル)が多すぎて、料理に使ったときに、アルミのお鍋で、水塩を煮物に使おうものなら、お鍋にボコボコ穴があいてしまうのです。
今、日本中で、海水で天然塩を作っているような感じになっていますが、水塩(みずしお)を作っているのは、石川県輪島市だけ。
水塩を生産できるのは、輪島が生んだ男・中道肇(はじめ)だけなんです。
9月16日(木)のNHK「あさイチ」(8:15~9:54)の「旬旅」では、石川県輪島市が取り上げられました。
そこに、輪島で「水塩」を開発した中道肇(なかみち はじめ・株式会社美味と健康 輪島事業部長)が出演しました。
中道肇(はじめ)と、「わじまの水塩(みずしお)」の情報は、こちらの記事もご覧ください。
http://ameblo.jp/wajimanokaien/entry-10647743792.html