ミシュラン2010二ツ星「辻留」の懐石料理
「わじまの海塩」使用店様・ミシュラン2010の二つ星・赤坂にある「辻留」に、弊社顧問・瀬川昌威に連れて行ってもらいました。
初代、辻留次郎が裏千家の家元に手ほどきを受け、京都に店を構えたのが「辻留」の始まり。茶道裏千家より出入を許される、懐石料理の名門、ということです。
ご主人は、昨日のブログで紹介した「自然塩について 」という文章をお書きになった辻義一さん。15歳で料理の道を志し、20歳で料理人で芸術家の北大路魯山人のもとで修行したという方。
瀬川が、昭和電工を定年退職して、輪島の塩をプロモーションしはじめたとき、最初に認めてくれたのが、辻義一さんだったそうです。
お部屋には、棟方志向の絵の掛け軸と、リンドウなどの秋の草花がさりげなくいけられていました。
さて、献立。ブログに載せることの許可をいただいて写真撮影。
先付。大徳寺麸。向付。鱧の切り落としと岩海苔。
椀盛。小鯛そうめん。鯛の上には、焼き椎茸と柚子とつる菜です。
田楽。いちじくの胡麻みそかけ。
焚合。あわび、ずいき、小芋、千石豆。おろし生姜が添えられています。
焼物。うなぎの酒焼き。わさびにつけ醤油です。
酢物。生タコとキュウリとワカメ。
御飯。はも皮のご飯。針生姜と白ごまと青しそが乗っています。
椀は、くるみ豆腐とおくらの赤だしです。香物。たくあん、みょうが、キュウリの奈良漬け。
菓子。水羊羹、これは花園饅頭製ということです。
そして、最後にお抹茶です。
お料理には、派手な色もなく、茶道の精神が染み渡っているようです。
辻義一さんと記念撮影。昭和8年生まれです。まだまだお元気でいていただきたいものです。
「塩からさの中にもまるみがあるというのが塩の味なのです」、「味の中心になる塩が良くないということは、あらゆる食品の味をまずくしています」と言い切っている 辻義一さん。
辻義一さんには、塩化ナトリウムの「精製塩」と「わじまの海塩」で泡の出方や味がまったく異なるというビールに塩を入れる実験もご覧になっていただきました。
「わじまの海塩」は粒が大きいものがありますが、「辻留」では、振り塩にするときには、すり鉢で摺ってお使いになっているそうです。
「辻留」のプロフィール:
住所: 東京都港区元赤坂1-5-8 虎屋第2ビル B1
アクセス:赤坂見附駅B出口より徒歩5分
赤坂見附を四谷方向に向かってすぐ左のシェルを左に入ってすぐ。
電話: 03-3403-3984
営業時間 : 12:00~14:00/17:00~21:00
定休日: 日休
URL:http://www.tsujitome.co.jp/
お料理塾もやっています。