このピラミッドは自然の神秘
思い立って、今度は、海外旅行に行ってきました。砂漠の中にある水晶で作られたピラミッド、テレビで見て、一度行ってみたかったんです。
・・・なんていうのは嘘です。水晶のピラミッドなんて存在していません。
では、これはいったい何でしょう?
もう、おわかりですね、塩の結晶なんです。大きさでいうと、これぐらい。
「わじまの海塩」を作るときにできるもの。でも、作ろうと思っても作れないもの。
塩士・中道肇によると、寒暖の差が大きな夜だった翌朝などに、このような塩の結晶が逆ピラミッドの形で浮かんでいるのだそうです。
裏側(結晶して浮かぶときのオモテ側)は、まるで測ったかのように正方形です。
このような形に削ったものではないんですよ。自然の結晶。
不思議ですね。何度見ても不思議なんです。自然の神秘。
でも、こういう形の塩の結晶ができるのは、「わじまの海塩」が低温で海水を蒸発させて結晶させているからこそ。釜炊きすると、釜の中で海水の対流が起きるので、こういう大きな結晶にはならないのです。
こういう結晶を見ると、塩はサラサラなものという概念がいかに間違っているものなのか、わかりますね。
そして、塩は、海からの頂きもの。人間が人為的に成分を調整して作ってはいけないもの。
そういう決意・覚悟を私に与えてくれます。
自分で、「パワーソルト」と名づけています。私の強運はこのパワーソルトのおかげかも・・・。
この結晶は、売り物にはできないんです。中道肇が、初期のころ、塩釜神社の宮司さんに相談の電話をしたところ、「これは神の作品。これでお金を儲けるようなことをしたら、神様のバチがあたります」と言われたそうなんです。
それであれば、ぜひ欲しいという方に、プレゼントでお渡しするならいいかな~と思って、入れ物を考えてみようと思っています。