夏休みの宿題・自由研究・塩実験
夏休みの宿題、自由研究というのは、まだやっている学校はあるでしょうか?
もう夏休みも半分過ぎ、まだやることが決まっていない、というお子様を持つお父さん、お母さんに、塩を使った実験をいくつかご紹介します!!
(もっと早く書けばよかったのだけど、7月末から怒涛のような日々で、「そうだ夏休みだ」と気づいたのが、世間のお盆休みになった今ごろで・・・)
■実験1 塩によって炭酸の泡の出方の違いをみる実験
小学生の実験にビールっていうのはダメかな?お父さんやお母さんとご一緒に。
●用意するもの
・透明なコップ(塩の種類の数の分)
・缶ビールか瓶ビール(第三のビールではなく、経験上、エビスビールがお勧め)
・炭酸飲料水(好きなもので)
・塩 赤いキャップの食塩
普段、ご家庭でお使いの塩
わじまの海塩
●実験方法
(1)実験で使う塩の種類の数だけ、コップを並べ、それぞれにコップの3分の1まで、ビールを注ぎます
(2)スプーンや秤で、塩が同量になるように測ります。小さじ1ぐらい。
(3)一つのコップに、それぞれ塩を入れていきます。
(4)泡の出方を観察します。
写真を撮るのを忘れずに。
(5)お父さん、お母さんに、それぞれのビールの味見をしてもらいます。
そして、顔の表情を見たり、味の感想を聞きます。
(6)上と同じことを、お好きな炭酸飲料水でもやってみましょう。
●考察
塩によって、泡の出方が違ったことがわかると思います。
低学年さんなら、塩によって、泡の出方が違うという事実をレポートにまとめれば十分です。
そして、先生に、「なぜですか?」って質問してみてください。
高学年さんなら、なぜ泡の出方が違うのか、考察してみましょう。
なぜでしょう?それは以下に書いてあります。
http://www.wajimanokaien.com/bimi_kenko_lab.html
答えをここに書いてしまうと・・・。
ビールは発酵飲料。酵母が発酵することによって生まれた二酸化炭素(炭酸ガス)が液体の中に溶けこんでいます。
その液体に溶けこんでいる二酸化炭素(炭酸ガス)が気体に変わると、泡になります。
液体が気体に変わるには、強いエネルギーが必要なのですが、「核」となるものを与えると、液体が気体になりやすくなります。つまり、泡が出やすくなります。
つまり、泡がたくさん出た塩は、「核」になっているというわけです。Na(ナトリウム)とCl(塩素)が強く結合した塩化ナトリウムという化合物になっている、溶けにくい化合物ということです。
溶けにくい化合物を体に摂りいれたらどうなるか、そこまで考えて考察に加えてみると、先生もびっくりの自由研究になりますよ。
炭酸飲料水でやってみたらどうなるでしょう?実は、これは私もいろいろな種類では、やっていません。どうなるか、興味あります。
そして、この実験、やってみようというお父様、お母様!!
お子さんが書いた実験レポートをブログでご紹介いただける、あるいは、私までコピーを送っていただけるなら、
実験用の「わじまの海塩」は無料でお分けしま~す。