輪島市出身のシェフ・藪中章禎氏からの電話
7月20日。取材で、舳倉島(へぐらじま)の製塩所に行った日。同行した小学館の編集長さんからも、「世界レベルですね」と言われて、気をよくして帰ってきたら、夕方、電話がありました。
「7月17日の日経新聞のNIKKIEIプラスワンのご当地調味料ランキングで、『わじまの海塩』を見ました」という方から。
今、兵庫県芦屋市の「JOJO」というブラッスリーでシェフをしている藪中さん。輪島市出身なのだそうです。
「輪島のものを発信してくれて、どうもありがとうございますっ。うれしいっす。」というお電話でした。
「まあ、まずはお使いになってみてください」とサンプルをお送りしたら、またお電話をいただきました。
「やっぱり、すごいいい塩ですね。イギリスのマルドンの塩を使っていたんですけど、それよりいいです」と。
そして、「舳倉島は輪島の人でもあまり行かないんですよ。ガラが悪いから行くなって言われている場所で・・・中道肇さんがいたんですよね。」
ぶはっ。
腕っぷしが強くて、知恵があって、遊びがなかったら・・・、島流しされたような少年・中道肇は、成長して、船乗りになり、ストレスのたまる半年間の遠洋漁業から帰ってくると、発散するために、ケンカに走っていたようなんですね。はい。よその町に行っては、道場破りみたいなこともしていたようなんですよ。
はい。若気の至りです。申し訳ないです。今は、円熟した塩士になっていますからご勘弁を!!
でも、この藪中章禎(やぶなかあきよし)さん。ただ者ではないシェフのようですよ。
写真は芦屋市のJOJOのホームページ よりお借りしました)
18歳の時、京都のホテルに勤めたのが料理人としての第一歩。2001年に渡仏。その後、南仏プロヴァンス地方の一つ星レストランや三ツ星レストラン、スペインのバルセロナのレストランなどヨーロッパで修業を積む。東京・六本木ヒルズにある二ツ星レストランのスタッフとして勤務した経験を持つ。
という方。今、35歳だそうです。
そして、この秋には、世界一予約がとれないと言われているレストラン、スペインの「エル・ブリ」(エル・ブジ)に修業に行くのだそうです。ここのシェフは、フェラン・アドリア氏です。
「all about」の美食の旅(海外) の中の情報によると、この「エル・ブリ」は、「45席しかないうえに、営業は一年の半分のみ。つまり年間8,000席程度のキャパシティーに対して、予約申込者数はなんと約50万件!」という店。
藪中さん、「輪島塗や輪島の食材をいろいろ持っていこうと思っているんです、『わじまの海塩』も持っていきます」って。
おおっ、ありがたい。運命の電話の予感。舞台は世界一のレストランへ!? 夢広がるお話です。
「JOJO」のプロフィール:
住所:芦屋市東芦屋町1-20セラヴィ芦屋1F
最寄駅:東海道本線芦屋駅より徒歩5分
阪急電鉄神戸線芦屋川駅より徒歩5分
電話:0797-31-1000
営業時間:平日 11:00~25:00
土日祝 10:00~25:00
ランチタイム 11:00~15:00
定休日:無休
URL:http://projectworks.jp/jojo/