NIKKEIプラス1「ご当地調味料ランキング」に思う…うま味と「わじまの海塩」
7/17(土)の日本経済新聞土曜日版「NIKKEIプラス1」に掲載された「ご当地調味料ランキング」。
日経新聞をとってない,という方は、こちらの日本経済新聞のサイト をご覧ください。記事と同じ内容が掲載されています。
時間がたてばたつほど、しみじみ思いました。「すごいな」って(笑)
復習しますと、1位から10位は以下でした。
1位 倉敷鉱泉「塩ぽんず」
2位 白扇酒造 「福来純三年熟成みりん」
3位 小浜海産物「雲丹醤」
4位 ヤマト醤油味噌「いしるだし」
5位 下村婦人会市房漬加工組合「柚子胡椒」
6位 馬路村農業協同組合「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」
7位 椒房庵「生七味」
8位 井げた醤油「しじみ醤油」
9位 ぶんぶんとまと「絹子のとまとケチャップ」
10位 美味と健康「わじまの海塩」
1位から9位の多くは「発酵」に関わっている調味料です。醤油、醤、いしる・・・。「発酵」が醸しだす「うま味」です。「うま味」というのは、グルタミン酸をはじめとするアミノ酸です。
調べてみたら、柚子にも、「うま味」のもとであるグルタミン酸をはじめとする各種アミノ酸が含まれているようです。柚子は、今、世界のシェフが注目している食材です。
七味唐辛子には、唐辛子や海苔が入っていますが、この唐辛子や海苔にもグルタミン酸が含まれています。
トマトにも、グルタミン酸が入っていて、西洋ではソース、つまりダシがわりに使われていたりもします。
となると、1位から9位のラインナップは、すべて、その調味料自体に「うま味」が含まれているものなんです。これらは、単体で舐めるだけでも、「うま味」を感じるものたちです。
商品の名前を読んでいるだけでも、おいしそうって思うようなものばかりじゃありませんか。
「うま味」というのは、母乳や羊水にも含まれていて、人間にとって、誰もが惹かれる普遍的な味なんです。
このラインナップからしたら、10位には、たとえ塩であっても、柚子塩とか、ハーブソルトとかが来そうなものではないですか。
ところが、10位は「わじまの海塩」なんです・・。これ、とても、すごいことです。(自分でいうのも何ですが)
「わじまの海塩」は、ただの塩というより、低温で緩く結晶したミネラルの塊といった方がいいのかもしれません。
ミネラルは、イオンの状態になってはじめて働きます。
ナトリウムやマグネシウム、カルシウム、亜鉛といったミネラルのプラスイオン、マイナスイオンは、食物に含まれる食物酵素を活性化します。
食物酵素は、自己消化作用により、その食物をより小さい分子に分解します。
炭水化物は糖に分解され、タンパク質はアミノ酸に分解されます。これが「うま味」です。
そして、タンパク質は、野菜や豆類、穀類にも含まれています。ベジタリアンさんは、野菜や豆や穀類だけでもタンパク質を摂取できるといい、実際、生命を維持できているわけです。
つまり・・・、「わじまの海塩」は、野菜や肉を分解して、「うま味」を作り出すための道具なんです。
審査では、「直接の味見のほか、ご飯やパン、野菜、だしと組み合わせて試食した」と書いてあります。
試食した審査員の先生方が、1位から9位までの商品と同様に、「うま味」を感じた、というわけですね。
だからこそ、この1位から9位までの商品に肩を並べて、堂々10位に、ラインナップされたわけなんですね。
そして、素材が分解された美味しさだから、消化にも負担をかけず、体内の消化酵素をむだ使いしないんです。
ただの美味しいだけじゃないんです。体にもやさしいんですよ。
価値ある10位。栄誉です。
低温で結晶させていること、自己消化作用や発酵を促す理想的なミネラルバランスであること、これが他の塩と違う「わじまの海塩」の最大の特長です。
「わじまの海塩」を一人でも多くの方にお伝えするよう、自信を持って、進んでいきたいと思います。これからも、よろしくお願いします。