化学調味料無添加になった松屋の牛めしと「日本調理科学会誌」 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

化学調味料無添加になった松屋の牛めしと「日本調理科学会誌」

「スープカレー職人メラ」さんのブログ で、牛丼の松屋の牛めしが無添加になったと書かれていたので、街をキョロキョロ。ありました。牛丼の松屋(MATSUYA)。三鷹北口店。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-松屋


こちらが、牛めしのポスター。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-牛めしのポスター


「牛めしのタレは、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、合成保存料を使用しておりません」と書かれていました。


へ~、こんな低価格のチェーン店でも、化学調味料無添加に挑戦して、がんばっているのですね。
飲食店のみなさん、こういう世の中の流れ、キャッチしてくださいね。


もう一つ、化学調味料が消えたもの、見つけました。


こちら、「日本調理科学会誌」 平成21年8月発行のVol.42。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-日本調理科学会誌1


左側が背表紙。背表紙に「うま味調味料」の1ページ広告。この広告、ここ何回かずっと裏表紙に掲載されていました。


化学で作っていませんよ、発酵法で作っていますよ、ということで、「化学調味料」ではなく、「うま味調味料」と呼ぶようにした、ということです。


サトウキビを発酵させて作ったグルタミン酸に、水酸化ナトリウム(原体および5%を超えた製剤は劇薬に認定されている化学品)を加えて、グルタミン酸ナトリウムという結晶にしているので、化学の力で作っていると思うんですけどね。


こちら、「日本調理科学会誌」の最新刊。平成22年6月発行のVol.43。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-日本調理科学会誌


左側の背表紙、真っ白。


真っ白ってどういうこと?何かあったの?って思ったりしますが。。。

これも、いろんな意味で、時代を反映しているってことでしょうかね。