『カイチュウ博士と発酵仮面の「腸」健康法』の講演会 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

『カイチュウ博士と発酵仮面の「腸」健康法』の講演会

6月8日。日本橋丸善にて、『カイチュウ博士と発酵仮面の「腸」健康法』(2010年5月、中経出版)の出版記念の講演会&サイン会に行ってきました。



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著者・講演者のお一人は、藤田紘一郎先生・東京医科歯科大学名誉教授。専門は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。腸に回虫を飼っているという先生です。


もう一人は、小泉武夫先生・発酵学者・農学博士。専門は、醸造学、発酵学、食文化論。


どちらも、日本経済新聞で連載なさっていましたから、みなさんにもお馴染みの先生方だと思います。


お二人とも世界各地の食文化、未踏の地の食生活を体験され、おもしろおかしい話を交えながら、日本人の食生活に問題提起をなさりました。


日本民族は、根、菜、果物、大豆、魚、海藻を食べてきた民族。体は遺伝子的に変わっていないのに、ここ40年の間に、肉と油を多く採るようになり、植物繊維とミネラルが極端に不足した食生活になって、肉体にも精神にも異常が起きているということでした。


ある意味で、不潔な環境で、ゲテモノを食べている後進国であっても、子が親を殺す、子が親を殺すというような異常な犯罪・暴力は、まったく起きていないということです。


他にも、興味深い話がたくさん。


・日本人は肉の食べ方を知らない。韓国では肉やハッパに挟んで食べ、キムチをたくさん食べる。中国も、野菜なしに肉を食べることはない。ところが日本人は、肉を食べつけていなかったから、肉の食べ方を知らず、肉だけを食べている。


・しゃぶしゃぶは、硬水(マグネシウムやカルシウムを含む水)で作った方がおいしい。

 (しゃぶしゃぶに「わじまの水塩」が合うのと同じ論理)


・本来は、和食には軟水、肉食中心の洋食には硬水(マグネシウムやカルシウムを含む水)、という組み合わせがよいのだが、日本では洋食に軟水を飲んでいるから、おかしなことになる。


・ウンチというのは、腸内細菌の死骸。ウンチが大きければ腸が元気な証拠。ところが、今、日本人の赤ちゃん40%のウンチに大腸菌がいないというデータがある。これでは、アトピーになるのも当然。


・マグネシウムやカルシウムは、精神を興奮させるアドレナリンを抑える働きがあるが、これらを含まないものをとっているから、「切れる」と抑えられない若者が増えている、


・脳が幸せを感じるトリプトファンなどのアミノ酸を生成するのも腸。だから、腸は脳より偉い。


などなど。とにかく、現在の日本人の食生活に警鐘を唱えていらっしゃいました。


先生方お二人とも「塩」については触れませんでしたが、塩が塩化ナトリウムだけになり、それで、ほとんどの日本の食品を作ってきた、ということによって、マグネシウムやカルシウムといったミネラル不足を生んでしまったことは否めないと思いました。


先生方は、日本人は清潔にしすぎ、といっていましたが、実際は、空気中には、菌がいっぱい。日本での最大の腸の除菌薬は、塩化ナトリウムの塩だったのではないでしょうか。


よっぽど、最後に壇上に出ていって、「だから、みなさん塩ですよ、塩。マグネシウムやカルシウムを含む塩をお取りください」と言いたくなってしまいました。


この講演会に一緒に行ったのは、この講演会の案内をブログに書いて教えてくれたみっくさん と、発酵食品でえある関東のくず餅の製造販売をしている、くず社長 でした。


講演会のあとのサイン会では、お二人の先生にサインをいただきました。そして、先生方に、くず社長 は発酵食品「くず餅」を、私は乳酸菌が育つ塩「わじまの海塩」を、プレゼント。



輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-サイン本


塩化ナトリウムだけの塩の問題について、手紙を書き、資料を入れておいたので、読んでくださるといいな~~。


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