輪島のニガリの寄せ豆腐はお子さんファンが多いそうです | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

輪島のニガリの寄せ豆腐はお子さんファンが多いそうです

新宿区西落合の旭通り商店街にあるお豆腐屋さん「土佐屋」さん。「わじまの海塩」ができた後に残るニガリを使ってくださっています。


昨日、ここを訪問して、店のおかみさんから聞いたお話。


「うちのお豆腐は、赤ちゃんや子供のファンが多いのよ。


2歳になる前ぐらいのお子さんがいてね。
離乳食の一番はじめに、うちの寄せ豆腐を少しチンして温めて食べさせたら、すっかり気に入って。

今では、豆腐の容器を両手で持って口に運んで、最後に残る汁まで、チューチューってすすってるんですって。


他のところのを食べさせても食べないんですってよ。
うちの店の前を通ると、店を指さして、う~う~うるさいから、豆腐を買わないときには、うちの前は通れずに、遠回りしているんですって。」


うわ~。うれしいですね~。


豆腐の原料は大豆。大豆に含まれる炭水化物は、ナトリウムがブドウ糖に分解して甘みを出し、大豆に含まれるタンパク質は、マグネシウムが酵素を活性してアミノ酸に分解してうま味を出します。マグネシウムは、豆乳を固める役割も果たします。


だから、お塩を作ったあとに残る天然ニガリを使っている豆腐は、ゆるいけど、甘みがあるのです。


でも、そんな知識もまったくない小さなお子さんが、「わじまの海塩」を作った後のニガリで作った、この土佐屋さんのお豆腐を気にいって、汁まですすっているなんて。


「本能」のみ。


母乳には、アミノ酸の一種のうま味成分・グルタミン酸が含まれているといいます。
豆腐の容器に残る汁って、そんなに甘いものでもないし、そうか、母乳の成分にも似ているのかもしれませんね。


そして、これがその寄せ豆腐。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-土佐屋の寄せ豆腐


こんな感じで、柔らかく、甘みとうま味のある味わいです。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-土佐屋の寄せ豆腐2


ここのご主人が一人で手作りしている豆腐なので、1日に作れる量に限度があるから、デパートなどにも卸せないし、遠いところに配達もできないし・・・。それがとても残念です。


ご興味があれば、輪島のニガリ、お分けします。メッセージ、ください。


土佐屋豆腐店のプロフィール:


住所:東京都新宿区西落合2丁目6-4
電話:03-3953-8225
URL: http://nisiochi-asahi.com/shop021.htm