年末のお餅つき大会 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

年末のお餅つき大会

弊社顧問の瀬川昌威さんのご実家は、東京都文京区本郷にある旧家です。
先週末、ここで、敷地内にあるビルのテナント様や、ご近所様のための、年末恒例の餅つき大会がありました。


塩売り主婦 奮闘記-餅つき


昌威さんの母方の曾祖父にあたる方が、帝国大学工学部(現 東京大学工学部)の初代学部長の古市公威(ふるいち こうい)氏。この旧家は、その古市公威氏の自邸として建てられたものです。
現在、この邸宅は登録有形文化財に指定されています。



塩売り主婦 奮闘記-瀬川邸


一般公開は行なっていませんが、苔庭の美しい、数奇屋造りの邸宅です。

せっかくの機会なので、お邪魔させていただきました。

こちらがお庭です。東京の真ん中はまだ紅葉が残っています。


塩売り主婦 奮闘記-庭


苔の上に、色とりどりのもみじの葉が散っています。


塩売り主婦 奮闘記-苔


こちらは応接間。もともとは能舞台として作られたもので、弾むとポンと音がする構造になっているそうです。


塩売り主婦 奮闘記-応接間


お部屋の中に、古市公威氏のミニ銅像。東京大学の本郷キャンパスの中には、大きな銅像が立っています。


塩売り主婦 奮闘記-古市公威


昌威さんの父方の曾祖父は、瀬川昌耆氏。こちらは森鴎外とドイツ留学で一緒だったお医者様。銅像のお隣には、こちらのお写真もありました。アップでどうぞ。

塩売り主婦 奮闘記-昌耆

こちらは、この邸宅の向かい側にある、大きなクスノキ。


塩売り主婦 奮闘記-クスノキ


クスノキの葉は、樟脳(しょうのう)になります。樟脳は、天然の防虫剤。乾燥した枯れ葉をもみほぐすと、なつかしい防虫剤の匂いがします。防腐剤にもなるそうです。

古い神社や旧家のそばには、クスノキがあることが多いのだそうです。これは、枯れ葉の樟脳の防虫効果・防腐効果が、木の家、建物を守ってくれたからでしょう。

そして、興味深いことに、クスノキの葉が落ちるのは秋ではなく、5月ごろ。ちょうど、虫が活動しはじめる季節です。自然の神秘ですね。


さて、餅つきのお餅の具は、お雑煮風のけんちん汁、餡子、納豆、野沢菜、大根おろし、いくらの醤油漬け、でした。



塩売り主婦 奮闘記-餅つきの具


ごちそうさまでした。


それでは、今年はこのブログでおしまい。

ブログを始めて5カ月。毎日更新、やりとげました。

この一年、みなさま、ありがとうございました。

それでは、よいお年をお迎えください。



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