聖書の中に出てくる「塩」
今日は、クリスマスイブですね。
聖書の中に出てくる「塩」について、ご紹介します。
「新約聖書マタイによる福音書 5章13節」に、キリストが弟子達に言った言葉として、以下のような言葉が出てきます。
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あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。
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ここでは、「塩」は、生きていく上でなくてはならないもの、という意味と、味をつける調味料、という意味と、腐敗を防止するもの、という意味が込められているのだそうです。
キリストは、弟子達に、あなたたちは、生活や生存に欠かせないものであり、味気ないむなしいこの世に味付けをするのはあなたたちだということ、そして、この世の腐敗を防ぐのはあなたたちだということを教えている言葉なのだそうです。
また、ヨブ記の6章6節では「味のない物を塩もつけずに食べられようか。玉子の白身に味があろうか」という言葉もあるそうです。
こちらの言葉には、なんだか親近感を感じますね。
キリストの時代から、塩は、生活に密着していたということ、そして、当時、重要な調味料だったということ、そして、神聖なものだったということがわかります。
