日常の食生活に不安を持っている人は33.5%(内閣府の調査より) | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

日常の食生活に不安を持っている人は33.5%(内閣府の調査より)

12月10日にあった「地産地消給食等推進セミナー」。


塩売り主婦 奮闘記-セミナー看板


女子栄養大学短期大学部教授の金田雅代先生の講演もありました。


塩売り主婦 奮闘記-金田雅代先生


学校給食における食育、そして地場産物の活用についての現状や課題についての話でした。

その話の中に、内閣府が実施した食に関する意識調査の結果が出て、日常の食生活で不安を持っている人が33.5%いるということでした。

その悩みや不安の内容で多いものは、家族の健康、自分の健康、食品の安全というものだそうです。


塩売り主婦 奮闘記-食生活の悩み


コンビニ弁当、手軽なお惣菜、安い外食・・・。つい、時間の節約、お金の節約で食べてしまうもの。
でも、この食生活で身体は大丈夫かしら、と不安になっている人が多いということですね。
それで頼るのがサプリメント・・・ということだけど・・・。
食事の費用を節約して、サプリメントにお金をかけて・・・。
なにかおかしいですね。


金田先生は、「消費者も、安心・安全な食べ物というのは、それなりのお金を出さなければ手に入らないものだと理解する必要がある」とおっしゃっていました。


農薬も化学肥料も化学調味料も、効率的に安く大量に美味しいものを作りだす手段。
昭和30年代の世界における死亡の最大原因は、飢餓と食中毒だったそうです。
日本もしかり。
農薬や、化学肥料や、化学調味料のおかげで、大量生産が可能になり、皆が美味しくて安いものを食べられるようになり、飢餓や食中毒は激減しました。
そして、今、消費は飽和し、豊かになり、人は長生きになりました。


だからこそ、昔に戻るのではなく、新しい時代へ。
生活も、食べるものも、「質」を大切にしていきたいものです。

家で食べても、外で食べても、健康面について、安全面について、安心して食べられるような世の中になることを願います。



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