粗塩が消え、精製塩の普及がマグネシウム不足を招いた
このブログでは、マグネシウムの重要性を伝えていますが、身体にとって必須・主要ミネラルのマグネシウムはどれだけ大切なのかを解説している本に「マグネシウム健康読本」(現代書林,2006年発行))という本があります。
著者は、東京慈恵会医科大学准教授の横田邦信(くにのぶ)先生です。横田邦信先生は、日本糖尿病学会専門医、日本循環器学会専門医です。
本の副題は、“メタボリックシンドローム”対策の必須ミネラル マグネシウム健康読本―さまざまな生活習慣病とマグネシウムの密接な関係」です。
目次を紹介します。
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第1章 生活にマグネシウムを生かす日本人の知恵
第2章 生活習慣病との関連で脚光を浴びるマグネシウム
第3章 メタボリックシンドロームとマグネシウム
第4章 マグネシウム不足の日本人が増加している
第5章 マグネシウムは糖尿病の発症予防と改善に大きな期待が持てる
第6章 糖尿病以外にも、こんな症状・病気に効果が期待される
第7章 無理なく上手にマグネシウムを摂ろう
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マグネシウムは、メタボや糖尿病の予防と改善にも効果があるということです。
そして、横田先生は、「粗塩が消え、精製塩の普及もマグネシウム不足を招いた」とおっしゃっています。
1997年4月には塩の専売制が廃止され、2002年4月に塩の販売が自由化されました。
これは、商業的な自由化という側面だけではなく、微量ミネラルの重要性が認められたという側面もあります。
いつまでも、今までの精製塩を使っているのではなく、ミネラルをバランスよく含む塩をお使いください。
