「おもいっきりテレビ」で取り上げられた「マグネシウム」の話
日本テレビで、みのもんたさんが司会の長寿番組「おもいっきりテレビ」があります。(10月1日から「おもいっきりイイ!!テレビ」に番組名が変更)
この番組では、健康に関する情報について取り上げられていますが、医学的見地から合理性が高く私達の健康管理上非常に有益な情報であると判断された内容をビデオテープに録画して、要点をまとめてテキスト化された方がいらっしゃいます。そのPDF版が「健康耳より話」 としてネットに掲載されています。
その中に、2006年9月に放映された「マグネシウム」の話がありました。
「マグネシウム健康読本」の著者・東京慈恵会医科大学准教授の医学博士 横田邦信先生がコメンテーターとして出演され、マグネシウムの重要性についてのお話をされています。
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2006年9月「マグネシウム」
東京慈恵会医科大学助教授の医学博士 横田邦信先生のお話
●日本循環器学会での最近の研究発表:
・今の野菜に含まれるマグネシウムの量は、土地の改良等により昔の野菜の半分量しか含まれていない。
・約50 年前の粗塩(自然塩)では、マグネシウムが1 日の塩の摂取量の中に約10mg も含まれていたが、今の精製塩では-殆どゼロである。
・約50 年前の玄米・雑炊の1 日の摂取量に比べて、最近はご飯の量が減り、マグネシウム摂取量が約5 分の1 に減っている。
・現代日本人のマグネシウム摂取量の大幅な減少が、心臓病や糖尿病、骨粗鬆症などの急激な増加を引き起こしている。
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注目すべきは、塩について語られているところです。
専売公社の塩化ナトリウムだけの塩になったのが、昭和47年(1972年)。今から37年前です。それより前の自然塩には、1日の塩の摂取量の中に、マグネシウムが約10㎎も含まれていた、ということです。
塩は、醤油、味噌、パン、うどん、漬物など、ほとんどの食品に使われているもの。塩から摂るマグネシウムは重要ということですね。
