マグネシウムの働き | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

マグネシウムの働き

「これは効く! ビタミン・ミネラル事典」(編者・プリヴェンション・ヘルスブック、発行:主婦の友社 平成13年)にマグネシウムの働きが詳しく載っていますので、以下に引用いたします。



心臓発作を防ぐだけでなく、月経前症候群や高血圧、不整脈、ぜんそく、腎臓結石を改善するスーパーミネラルがマグネシウムだ。
「マグネシウムは現代栄養学で最も注目されるミネラルだ」とフィラデルフィアにあるトーマス・ジェファーソン大学ジェファーソン医科大学小児医学教授で内科助教授のハーバード・C・マンスマンJr. 医博はいう。
マグネシウムの歴史は長い。硫酸マグネシウムを多く含むエプソム塩は、昔からお湯にとかして足につけると疲れがとれるといわれてきた。硫酸マグネシウムは、炎症を起こした筋肉や組織から水分を引き出し、はれを引かせる効果を持つ。
体内では、エネルギーをつくり出す反応や、神経や筋肉での信号の伝達などに重要な役割を持つ。マグネシウムが不足すると、筋肉(血管をとり巻く平滑筋も含む)にけいれんがあらわれる。
カルシウムの代謝にもマグネシウムが必要だ。カルシウムをとりすぎると、尿からマグネシウムが出てしまうことがある。
ぜんそく治療薬、利尿薬、ジギタリスなどの循環器病の治療薬、アルコール、カフェインは、体内のマグネシウムを減らす。
糖尿病患者の血糖値が上がると、尿中に多量のマグネシウムが排泄される。

ストレスも体内のマグネシウムを奪う。


マグネシウムの摂取不足や枯渇はきわめて生じやすい

またマグネシウムの血中濃度が低下するまで、不足していることに気づかないことが多い」と博士はいう。アメリカ人の40%は所要量の75%しかとれていない。マグネシウム不足によって引き起こされる症状には、悪心、筋肉に力が入らない状態、いらいらや心電図異常がある。


アルコール、カフェイン、ストレスが、体内のマグネシウムを奪ってしまうなんて・・。
どれも、現代人には、縁の深いものですね。
ストレス解消のためのアルコールやコーヒーで、ダブル、トリプルにマグネシウムが奪われてたわけです。


さらに、日本人は、昭和47年からイオン交換膜製法により、
マグネシウムを含まない塩化ナトリウムだけの塩を
摂らされることになってしまいました。
アメリカは岩塩の国ですが、岩塩にもマグネシウムは含まれていません。


現代日本人はマグネシウム不足におちいっているのではないでしょうか。