輪島の魚市場のセリを見てきました
舳倉島から輪島にもどった翌日の2009年8月7日の記録です。
少し早起きして、輪島港にある魚の市場に行きました。
輪島の塩に魅せられて、塩の販売をすることになり、その延長線上で、能登の魚も扱うことにした私ですが、4月まではIT企業でSEをやっていました。子育てをしている主婦といっても、魚はスーパーや魚屋さんで、切り身を買うぐらい。築地市場は行ったことはありますが、魚市場のセリを見るのは初めてです。
場違いにならないように、邪魔にならないように・・・。
ワンピースなんて着ていくような馬鹿はしません。洋服は、Tシャツに短パン。
そして、お化粧をせずスッピンです。。
(あ、つまりは、寝起きのまま飛び出したってことですが・・・。)
小道具に、首にタオルを巻きました。これで市場に溶けこめるでしょう。
もちろん、ストッキングなんてはきません。素足に・・・あ~!、長靴を借りて履くのを忘れた~。
上半身は完璧でしたが、足元は黒いサンダルというやや変な姿で、カメラを持って輪島の魚の市場に侵入(?)しました。
市場は活気で騒然としています。
あ、これは、昨日の舳倉島から運んできたサザエのカゴの山です!
サザエは元気に生きていて、逃げ出していきそうな勢いのものもいます。
貝類は、水洗いされ、発泡スチロールの箱に入れられていきます。
市場の中では、たくさんの種類の魚が並べられ、それを品定めしながら、セリをしていました。
こわごわ、近くに寄ってみます。みんな下に並べられた魚を見て、棒で差しながら、値をつけていっているようです。
市場にいた魚介類を紹介します。
これは、黒い丸が特徴のマトウダイです。
上はアジ、真ん中の左の縞模様のが石ダイ、右の白いのがカレイ、赤いのがクエ。アバコともいいます。
手前は真ダイです。
これはサバです。
これはスズキです。

この黒いのは、カワハギです。
ずいぶん大きなヒラメがいます。これには「輪島港」のビニールがかけられています。
この大きなイカはアカイカです。
珍しい魚たちもいますよ。下にある平べったい大きなのがエイ。奥の長いヘビのようなのが、ハモ。
手前はメゴチです。
魚たちには、次々と値がつき、それぞれのトラックに運びこまれ、あっという間になくなっていきました。
夏で、一昨日まで海がシケていたので、魚の種類も量も少ないということでしたが、東京人の私には、充分にたくさんの種類の魚がいるなあと思いました。秋になれば、もっと魚の種類が増え、魚もさらに身が大きくなっていくそうです。
この滋味あふれる能登の魚たちを全国の皆様にお届けすること。それが私の仕事です。