舳倉島の夏・「海女さんが見たい!」---輪島港から舳倉島へ | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

舳倉島の夏・「海女さんが見たい!」---輪島港から舳倉島へ

「わじまの海塩」の製塩所がある舳倉島(へぐらじま)の夏の1日をご紹介します。


少し時間がたってしまいましたが、2009年8月6日のことでした。


舳倉島では、夏には、約200名ほどの海女さんが、サザエやアワビを素潜りで採っているそうです。

海女さんの生態をこの目で見て、写真に撮影したいと、この日を楽しみにしていました。


「わじまの海塩」の生産地の様子を紹介するために、パンフレットやWEBに載せる海女さんの写真を取るのが目的の出張です。
普通の大企業・中企業なら、広告代理店に頼み、カメラマンを連れていくところでしょうが、極小企業ゆえ、経費節約で、カメラマンもパンフレット作りも全部、自分でやります。サラリーマン時代に学んだ「内製化による経費節減」っていうやつですね。。。

さて、輪島港から舳倉島まで1日1往復の定期船「ニューへぐら」に乗っていきます。

これは、輪島港です。


塩売り主婦 奮闘記-352


これが「ニューへぐら」です。


塩売り主婦 奮闘記-353


船で一時間半、舳倉島に着きました。平べったい島です。
輪島はどんよりした曇り空でしたが、こちらに着いたら青空です。
青い海、青い空!ひゃっほー!


塩売り主婦 奮闘記-355


最初に、製塩でもお世話になっている民宿「つかさ」にご挨拶に行きました。
まず驚いたのは、食堂に飾ってあった魚拓です。
右側の真鯛は、体長88.47センチ、重量9.2キロと書いてあります。
電話器の大きさとくらべても、ものすごく大きな鯛だということがおわかりでしょう。


塩売り主婦 奮闘記-358


さすが、津島海流という暖流と、リマン海流という寒流のぶつかり混じり合う海域で、
栄養豊富な海だということがよくわかります。
この獲物をもとめて、釣り人も多く訪れるそうです。



さて、まず、岸辺に行き、海女さんを探しました。
ところが、海女さんは、岸辺ではなく、船でかなり沖の方に出て潜っています。

塩売り主婦 奮闘記-451


岸から見たのでは、海女さんが豆粒のように小さくしか映りません。


塩売り主婦 奮闘記-374


どうしよう・・・。せっかく海女さんの写真を取りにきたのに・・このままでは・・・。出張費が無駄に・・・。


困っていたら、「つかさ」のご主人と奥様と、釣りに来ていたお客様のご厚意で、釣り船に載せていただけることになりました。釣り船で海女船の近くまで行き、海女さんの写真を撮影できることになりました。
(どうもありがとうございました!)