ゲランドの塩の収穫の問題 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

ゲランドの塩の収穫の問題

経営ゼミナール代表 山本紀久雄さんのブログに、ゲランドの塩について書かれていましたので、引用します。
http://www.keiei-semi.jp/blog/archives/cat18/index.html

「ゲランドの塩生産は全くの自然の中での作業だけであるから、天候に左右されることになる。天日塩の弱点である。太陽の加減、風向き、その強さ、湿度、天候の移り変わり、潮の満干等によって塩の生産量が変わっていく。
年間平均生産量は一万トンであるが、200トンから22,000トンというように変動が大きい。これが弱点であるが、現在では後述する「ゲランド塩生産者集団」が貯蔵倉庫をつくり、3年間のストックを蓄えているので、販売量としては安定供給できるようになっている。

収穫期は一般的に3か月である。6月中旬に始まって、9月中旬には終了する。」

ゲランドの塩の紹介サイトに、ゲランドの塩の「2007年の収穫状況」が載っていました。
http://www.ecnac.jp/gueran/crop_2007.htm

「ゲランド海塩収穫シーズンは、あまり好ましくない状態で終了いたしました。今夏の天候としてはとくに雨が多く、8月末の時点で塩の収穫は一粒としてございませんでした。幸運にも、9月は好天に恵まれましたので塩生産業者は数回の収穫をすることができ、その量は例年の需要の25%弱となりました。 」
「2008年の収穫状況」は以下です。
http://www.ecnac.jp/gueran/crop.htm

「今夏は昨年同様、好転に恵まれないまま終了いたしました。とは言え、ゲランドの塩生産者組合の職人たちは、約1200トンの塩の収穫をあげました。 」
地球温暖化の問題、天候の問題は、今後ますます、天日塩の製法にとっては頭を悩ませる問題となってきますね。
「能登・わじまの海塩」は、室内でゲランドの塩の結晶法を再現した製法で作られています。
太陽の光と熱を再現しました。
だから天候に左右されず、安定した生産供給ができるのです。



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