ビッグボスが話題ですね。
努力した人だから話せる、ためになるエピソードが沢山あり、興味深く拝見させていただいています。
レッスンは、バレエを学んでいただくと同時に、心のキャッチボールの時間でもあると思っています。
私が投げた心の中のボールを、どう受け取ってどう返してくれるかを見させてもらっています。
ある生徒は、レッスン開始前、いち早く着替えを済ませ、前回の注意をおさらいして準備しています。とても良いことです。
復習し準備ができていると、一回のレッスンでも歴然とした違いが出てきます。
予想を超える良い送球をしてくれたら、こちらも本当に嬉しく、その先を応援してしまいます。
キャッチボールは、片方だけの努力では成り立たないのです。
両方がボールを返す為の努力をし、相手への想いをもたなければ成立しません。
まだ飛距離が足らずボールが届かなくても大丈夫、ボールのキャッチに時間がかかっても良い、
キャッチボール成立までの過程の中で、努力する姿勢もきちんと見ています。
先生としてはダメなのかもしれませんが、上手、下手などの基準は設けていません。
結果だけ良ければ良いというのも評価しません。
毎回の取り組みを見ています。
その取り組みは親や先生の顔色を伺うことではなく、自分の上達の為にひたすら努力している真摯な姿勢です。
投げたボールをどう受け取って、どう返してくれるのか、
私の評価基準はそこにあります。