最近の同志社ファンの一番の関心事は、

最終の天理戦でどちらが勝利するか?

優勝出来るか?だと思います。



 想定するのに一番の材料は、今期の対戦でしょう。

 すこし前になりますが、春シーズン最終の同志社対天理を

 ふりかえってみたいと思います。

 

 春最終の同志社対天理の更に前に天理対筑波がありました。

 そのダイジェスト映像がDSNで紹介されていましたので

 見せてもらいました。ありがたいものです。



 天理のDFでタックラーの次、その次ぐらい天理の選手が

 かなり早くタックルエリアに到達します。


 この早さでは天理は全国の大学でトップクラスだと思います。

 このため、筑波が接点で反則を繰り返したため、

 天理が優位に立ちます。


 ブレイクダウンでは、天理が若干不利ななかで2人目、3人目の

 ポイントへの到達の早さは特筆物でした。


 しかし、試合が進むうち、ブレイクダウンの強さが試合展開に

 影響し始めます。

 確かに天理の2人目、3人目は早く到達するのですが、

 4人目、5人目はかなり遅れるのです。

 

 やはりブレイクダウンの影響で押し込まれ立ち上がるのが

 遅れているようなのです。

 天理は何とかブレイクダウンで後手を踏む中、2人目、3人目は

 何とか早く到達するように走りますが、

 ブレイクダウンで後手を踏んでいるので全体では早く到達

 出来ていない状況。

 このため、筑波の2人目、3人目が天理に絡まれないぐらいの早さで

 ポイントに到達出来た場合には、4人目、5人目の到達が遅れる天理が

 ポイントで後手を踏みます。

 4人目以降が若干遅れる天理に対し、そこで早い球出しをした筑波。

 筑波は天理の少しのギャップを見逃さずゲインしトライしていました。

 かなり以前の試合ですが、この試合が今年の天理の特徴が

 非常に出た試合だと思います。

 ①(特にDFで)タックル後、2人目、3人目が早い

 ②ブレイクダウンでは、筑波以上(帝京、明治、東海)とは差がある。

②のブレイクダウンですが、同志社は定期戦で明治に対してそんなに

 ひけを取っていなかった(明治は前半立ち上がりはかなり“飛ばして”

 試合をしていたが、もちろん20分過ぎに失速)ので、ブレイクダウン

 では同志社が有利だと思います。

 タックル後の到達は天理が同志社をどれだけ上回るだろうか?と思って

 同志社の春最終戦、天理戦を見に行きました。

予想どおりブレイクダウンで同志社が有利。また、同志社はよく走り、

相手を抑える理想的な展開。

しかし、後半も中盤の一番しんどいときに同志社が走らず(走れず

ではないです。)、ポイントで反則が続きます。

反則→タッチ→ラインアウトモール→失トライを後半2度繰り返し

一時は同点に、天理の息を吹き返させてしまいます。


試合終盤もブレイクダウンに勝る同志社が相手陣深くに何度も攻め

込みます。天理がポイントに多く入り天理のDFラインが少なくなり、

同志社が展開します。

キャッチしてギャップに走り込めばトライ、また、キャッチして

1、2歩前に出て外にボールを放せばトライのシーンを作り出します

が、慌てたBKがノックオン。

また、FWが単独で突っ込み2人目、3人目が遅れた場合には、ターン

オーバーや反則。何とかリードしますが、

最後まで消化不良感の残る試合でした。


天理主将のラグマガのインタビューではDFで走らない選手は試合に使ってもらえないようです。

春最終の同志社対天理の試合終了間際、とても印象的なシーンがありました。

同志社のミス(ノックオンなど)でターンオーバーし、天理が攻撃に

なった際、何人もの天理の選手が歩いていた事です。


 DFでは何とか走っていますが、負けている試合の終了間際で攻める時に

何人もが走れないぐらい天理が消耗していたのです。

尋常な消耗ではありません。


 しかし、スコアは12点差。後半少し気が緩んで走らなかったり、好機で

ノックオンしたりでフラフラになった天理にトドメをさせなかった試合

との印象を持ちました。

ブレイクダウンではかなり差があるなぁと思っていました。

しかし、選手やOB会長は“天理は強い”と発言していました。

同志社が試合を通じて走れば、反則にならず、また、BKのハンドリングを

集中的に練習すれば、負ける相手ではないと思っていたので、少し違和感が

ありました。





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