近鉄 対 近大 戦

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遅くなってしまいました。

先週日曜日花園で行われた近鉄対近大戦を

見てきましたので、その感想を


花園でも練習グラウンドでの試合。

バックスタンドの裏側オールドファンなら昔の

第3グラウンドと言えばとおりがいいかもしれ

ません。


すぐ近くでプレーを見られて迫力満点である

反面、高さがないため遠くで何が起こってい

るかわからないところはBad。


ハーフタイムに近大の選手達が円陣を組ん

でいるのを見ると帝京のような厚みはないが

全ての選手が引き締まった見事な身体。


「作って来ているんだなぁ。」と感じられました。


近鉄は怪我明けの田中正純選手や外国人選

手も出場するプチ豪華メンバー(Aではないの

で”プチ”にしておきます)


近鉄のアタックは相手DFの間を狙うもの。

抜ければいいが抜けなくても、間をねらってま

ともにタックルをされないので倒されない間に

他の選手につないでボールを停滞させない

もの。それでも当たられるときにはタックラー

を跳ね飛ばしていました。


BKもきちんとためて深い位置からボールへ

走りこんでいました。


昨シーズンはじめの頃はトップリーグでも近

鉄はハイパント一辺倒の試合があったので、

失礼ながら、工夫した攻撃は見られなかった

のですが、ここにきていいラグビー。


スクラムは大きな近鉄が斜めに組んでいるた

め、近鉄が優位に。近大のスクラムが強い

らしいと聞いていたので、少し拍子抜け。

近鉄も、大きいのにまっすぐ押さず、きちんと

テクニックも使っていたので、差は出て当然か。


相撲で言えば、横綱が立ち会いに変化するよう

なもの。近大には少し厳しかったかと思いました。


キックで陣地もとり万全の近鉄。近大のDFが

良くなってはいても1対1で負けているので、

最後はトライとなっていました。


前半20分で近鉄19-0近大と一方的な試合。

あまり参考にならないかと思って前半のウォー

ターブレイク。


ここから近鉄はキックで陣地を取ることをほと

んどやめ、よほど状況が悪いときにはタッチを

切るぐらいになりました。


キックを蹴らないとかなり不利になります。


恐らく、キックを蹴っていては練習にならない

ので、自陣から回すぐらいにしろ という指示

が出たのだと思います。


対する近大はタックルで弾き飛ばされないよう

に、押されているスクラムでの対応などが指示

されたようです。


スクラムでは近鉄が押せなくなり、タックルも

一発で飛ばされるようなことはなくなりました。


それでも、近鉄がブレイクダウンで優位に立ち

若干優勢でしたが、雨でミスもありなかなかト

ライできません。


試合が拮抗し、前半終わって19-0のまま。


後半立ち上がりは近大が攻め込みます。

小さいながら動きの良い両CTBがラインブレ

イクをしかけます。

敵陣でペナルティーをもらい。タッチ→ライン

アウト→モールからトライを狙いますが、体

格差で思うようにはなりません。


それでも、近鉄もミスを続けた際には、トライ

を取っていました。


その後も拮抗しますが、最後は近鉄も陣地

を取るキックもおりまぜ、1トライを追加して

ノーサイド


前半20分まで   近鉄19-0近大

その後60分間   近鉄 5-5近大


前半、ウォーターブレイク後は全く近鉄と

互角の戦いでした。


近大のDF、特に内側のDFはしつこくて、

ボールにも頻繁に手をかけてくるような

考えてるなぁと思わせるもの。


関学もいいDFですが、関学は早く立つ

のがすばらしく準備万端整ったところを

近場のDFでは前に出て、あたって、足を

掻いて相手を押し込むもの。


関学のDFは、押し込むわかりやすい特徴

があるのですが、近大DFはわかりやすく

はないが止めてくる。

どちらもいいDFをします。


近大でもうひとつ注目すべき点は、コーチ

です。

クリス・ミルステッドさんは京産大が最後に

国立に行った時のコーチでした。


当時、京産大はスクラムが強く、キックでの

陣取りが苦手の失礼ながらバランスの悪い

チームでした。

キックでの陣取りが出来ないので、敵陣深い

位置で得意のスクラムやモールをなかなか

使えない。

宝の持ち腐れでした。


また、DF面でFWがラックに飛び込んで行く

ため、ラックサイドの人数が足りず、そこを

破られることが多かった。


ミルステッド氏が京産大のコーチになった

際には、ラグビークリニックにインタビュー

も掲載され、注目をしていました。


春先のラグビー祭で見た京産大は早くも

変化。キックで陣取りがきちんとでき(バッ

クスリーの位置取りが激変)、飛び込んで

行く悪いラックはそのままでしたが、サイド

にDFに立つのはきちんと行いDFも安定


翌年には、大体大とともに久々の国立出場

を果たします。


以後、ホンダヒート、朝日大などのコーチを

経て、一昨年には大体大のコーチに。

昨年から近大のコーチに就任。


どのチームも就任しばらくでそのチームの

最高値ぐらいの成績をあげる。特に試合中

での修正が得意であるようで、ミルステッド

コーチがいるチームの後半は、前半より得

点が良くなることがほとんど。


今回の近鉄戦でもウォーターブレイクで指示

した後、拮抗。

大体大時代の関西リーグでは、同志社も

前半快勝の状態でも、後半状況が一変。

追いすがられてあわや逆転もあるか?と

いうところまで追い込まれました。


相手の弱点を突くように、こちらの弱点が

目立たないように対策を練り、ゲームプラ

ンをたて、それを具体的に指示する能力が

高いのだと思われます。


近大のコーチに就任前は某巨大掲示板で

は近大、体大、京産大が獲得に動いている

と噂があった人材。


これまで確か、立命大、京産大、大体大、

近大とコーチを経験していて関西大学ラグ

ビーを熟知している点も脅威


また、近大のスクラムについて元近鉄、元

日本代表の浜辺氏らしき人が指示をしてい

るようでした。

近鉄の3番が近大の3番のほうを向いて組

んで回されないように、近大1番は体を曲げ

られながらも自分の左手で自分の左太もも

を持ちつっかえ棒のようなものを作って対抗

していました。


最後には近鉄もあまり押せなくなっていまし

た。


対近鉄の結果(参考)

6月 9日 同志社 14-62 近鉄

9月 2日 立命館 24-45 近鉄

9月23日 近大    5-24 近鉄


時期も違いますし、単純に比較はできません

が、近大のDFが良いのは間違いないでしょう。


今回は近大の良いところを書きました。

次回は開幕カードの同志社対近大について

近大の足りないところも含めて書きたいと思

います。

今回のブログだけだと近大が勝つことになり

そうですが、果たして同志社は?


その次はコルツ、ジュニアの天理戦です。

いずれもとてもいい試合でした。

早く書かないとたまってきましたね。


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