最近ネットで読んでいる漫画がめちゃくちゃ面白いのでご紹介
レタスクラブ掲載の紹介文↓
「人気エッセイスト・中井ルミンをめぐる様々な人の思惑と言い分。
語られるエピソードはあちこちで食い違い、交錯し、その先で見えてくる真実とは?
ミステリーコミック『怖いトモダチ』」
簡単にいうと、
中井ルミンに救われた、あの人はとても良い人、天使のようだという人々と
中井ルミンは悪魔だ、あいつによって死に追いやられるほど苦しめられたという人々がいて
そのエピソードが交互に紹介されていくという形式なんですが、
同じ出来事でも、ルミン側から語られるのと
相手側から語られるのでは、全く違う話になってしまってしまいます。
相手側から語られるルミンは自分の非を認められず、少しでも否定されると激昂するといった
自己愛性パーソナリティ障害と思われる特徴を持っています。
しかし、ルミンの中では相手が弱いから自分のことを攻撃してきたのだ、と
事実が書き換えられてしまっているのです。
私が怖いと感じるのが、たとえ語られている内容が事実と異なる場合でも
本人がそう思い込んでいれば、それがその人にとっては「真実」だということです。
自分が誰かに傷つけられたことも、誰かの中では美談になっている可能性もあるし
反対に、自分が誰かを傷つけたのに無自覚である可能性もあります。
「真実」って揺るぎないようで実は不確かなものであると感じて
何を信じていけばいいのか頭が混乱してきます。
自分の感じることを信じたいけど、それは自分の中で歪曲された感情でないか
日々意識して過ごしているけど、それってすごくしんどい。
人のせいにするほうがよっぽど楽で、自己防衛になると思う。
自分のために自分を守ることは大切だけど、
そのために他者を傷つけてはいけない。
当たり前のことのようだけど、見失ってる人って多いと思う。
私は見失わないようにしたいな。。
なんて話が逸れてしまったけど、
こんな感じで色々と考えさせられる漫画です
調べてたら原作小説もあるようなので読んでみようかな!